メノルカ島、5日目

8月23日、木曜日。

CALA'EN PORTERの街にずっと滞在していて、MAO以外の街に行っていないので外出してみようと思った。どこかしこもタクシーで行こうと思えばいける距離なのだが、さすが散財するのはどうも嫌なので、数少ないバスを乗り継いで移動しようと思った。昼過ぎのバスに合わせてアパートを後にして、一先ずMAOの街のバスターミナルに向かう。ターミナルにて91番のバスを探す。1日3本しか出ていないBINIBIQUER行きのバスである。

バスの時刻表を観てがっくりする。20分前に出発していた。次のバスは2時間後という。これは待てないと即決してタクシーを止める。しかし意外と安かった。20分ほどで到着。海岸沿いの静かな道を歩きまずバス停を発見し時間を確認する。念の為にNIKONで時刻表をキャプチャーする。ガンガンと太陽光が照りつける道をフラフラと歩きながらサングラスと麦わら帽子をかぶって散策。海岸への道が開け、ヘッジ越しに青い海が覗けたりする。

BINIBEQUERは写真を見ての通り、太陽光との相乗効果でこれ以上白いものはないと思うほどに白い。海岸沿いのFISHER VILLAGE / 漁村の街だが(だったか)、今はホリデー客でリゾート化しているようだ。本当に眩くて目が開けられない。サングラスを通して観てもまだ眩しいほどだった。ちょうど一年前の今頃、バンクホリデーの週にサントリーニ島にいたのだけれども、ヴィラのイメージがダブった。しかしサントリーニの方がエレガントな気がする。地面の仕上げの一部には、気のせいか修学院離宮の一二三石みたいなものがあったけれども、偶然だろう。

暑いとひとりごとを吐きながら、コートヤードに集まったレストランの1つで遅い食事をする。ナス、アンチョビのトーストとエビのガーリック炒め。このエビを食べて冷凍のものがいかにパサパサしていて紙のようであるかが分かった。新鮮なエビでとても美味しかった。

バスの時間に合わせて日除けのないバス停に向かう。暑い。バスに乗ってMAOにゆき、MAOからCALA'N PORTERのアパートまで帰る。冷たいシャワーとキンキンに冷えたライム入りのコーラは爽快そのものだった。