メノルカ島、3日目

8月21日、火曜日。

MENORCA /メノルカ島にきてはや3日目、今日はCALA'N PORTERから飛び出して大きな街にいってみようという事になった。朝食を食べ2人と3人に別れてタクシー乗り場でタクシーを2台拾った。向かう場所はMAO、飛行場から北東に数キロの位置する港町だ。実のところバスもCALA'N PORTERから出ているのだけれども、1日に数えるほどしか出ていなくて、ちょうど外出準備が整った頃にはバスが発車したばかりで逃したところだったのだ。数時間待つには時間がもったいないのでタクシーにしたのだった。大した出費ではない。

[:W640]
MAOの中心部を歩く

15分ほどで中心のプラザに到着。歩いて街を散策する。涼んだり歩いて街並みを楽しんだりする。景色が開け入江の港が見えてきた。綺麗な地中海ブルーの海と屋根のオレンジ、椰子などの熱帯植物がそれらしい風景をつくっている。日差しが暑い。アスファルトの照り返しもまたすごい。丘の上から港の際まで降りてみると、船のツアーがあったので乗船する。

富豪の別荘的なものが多く並んでいる。あまり上品なデザインには見えないけれども、熱海にこれらがあると想像するよりかは圧倒的に説得力がある。沖に出るほど海水の色が鮮やかさが増し、透明度も上がる。船には外部スピーカーが取り付けられており、ツアールートと連動して、歴史的建造物や文化的施設の説明をしている。外に出て聞いてはいたものの、照りつける太陽にヤラれる気がして船内の屋外だけれども少なくとも日が当たらない場所に戻る。沖に出ると船はスピードダウンし、海中ツアーに切り替わる。そう船の底はガラス張りになっており、海底が一望できる。巨大な岩石がごろごろとして水面上とは異った暗く冷たい世界が広がっている。いろんな魚が泳いでいる。観察できる可能性のある魚のリストが壁にはられており、巨大なマンボウが描かれているので、マンボウを探索する。しかし発見できず。残念。

1時間のツアーはあっという間に終わった。
ここでMEIMEIとは実はお別れになるのだ。一足先に英国に帰国。ロンドンでの再会を約束し解散。残った4名は港に沿って佇む小さく静かなレストランに立ち寄って、遅めのランチ。エビのフライやカラマリ、スパニッシュオムレツ、イカスミの料理、サラダ、パスタなどのタパスを沢山とってシェアしながら食べた。僕は食後、水彩絵葉書にスケッチ。食器の音や隣にいたカップルの話し声くらいしか聞こえない。静寂そのもの。波の音もしない。強い太陽光のカーンといった音が聞こえる。食後、再びMAOの散策をし、アイスクリームを木陰で食べて、CALA'N PORTERに戻った。

夕食は、ジャガイモのスープ。ヴィシソワーズだ。しかし温かいやつ。それにミキサーが無いのでマッシャーでラフにマッシュしたので結構なゴツゴツ感が残っている。それでも味は良し。それとカプレーゼ、サラダ、それにピタ的なものを買ってきてエビ、サラダを巻き、カクテルソースで食べる。これもまたうまし。全部うまし。


そう、こういう感じに。