週末:50万人規模のデモ行進

土曜日、週末の始まり。掃除洗濯をすまして、ジムへ。本格的に春に突入した予感。まあまあいい天気なので、ジムにはいつもほど人がいない。一通りのメニューをこなしてスチームへ。サウナで一悶着あり、僕は全く関係ないのに、隣りにいたのでそりゃ飛び火する。仕方がない。

隣りに兄ちゃんが座っており、カウンシルの事務員とその場で喧嘩になる。
「wha da ya mean shut ur mouth?/何だとてめえ、黙れとは誰様にむかっていってんだクソやろう」的なやりとりが行われる。リストバンドしてないからそりゃお金を払ってないと疑われるのは当たり前だろう。僕の太ももの3倍くらいある腕が、今にもものすごい勢いで相手の顔にぶちかまされそうである。しかしカウンシルの事務員もまたそりゃ体格がいい、てめえなんかには負けないと身体からオーラが出ている。ううむ、僕はその横で、別のイギリス人(知り合いではない)と共に背筋を伸ばし静かに瞑想、禅の世界、精神の世界へと逃避する。(ちなみに2人ともスキニー/skinny/痩せている、ので目の前の肉体的な方々とちがって内なる世界へのジャーニーにいきやすいのである。)しかし口論がガラス戸の敷居の上で行われているのでサウナ室の温度がドンドン低下し、意識の浅い世界、(ref: 河合隼雄)へと引き戻される。ただ単に修行が足りないだけだ。挙げ句の果てにはサウナもスチームも一時停止、悪い奴が出て行かない限り再開しないという結果になる。

ジムが終わると、こみさん+堀田氏より着信あり。御2人はドライブされているそうだ。今日買わなければならない物があったので、それをまず探し購入し、その後で合流するという約束をした。結果18時半くらいまでかかったので、ドライブの後に皆で集まって夕飯食べようということに。ロンドン中心部の上空には沢山ヘリコプターが飛んでいた。

今日は政府の公共支出削減に対する抗議デモ行進が行われているのだ。中心部にはいかないようにとの注意が日本領事館から事前に寄せられていた。特にピカデリーとかには行く予定はなし。ピカデリーのフォーツナムメーソンはプロテスターに寄って占領されたようだ。それにしても参加者がなんと50万人規模であるらしい。政府もこの規模で起こされるとどうにもできないな。警察、機動隊、軍隊を導入しても、火花が散ったらドミノ倒しになる。TUC = Trade Union Congress = イギリス労働組合会議主催のデモである。もの凄い結束力と行動力である。イギリスではいつでもどこでもストライキが起こる。郵便局や、バスや電車公共交通機関、航空会社、警察、消防士でさえも突然ストライキを起こして機能しなくなる。凄い事だ。日本でもJALのキャビンクルーがストライキを実施するというニュースが年末にあって大きく報道されていたけれども、イギリスの規模はでかく、実行力があり、更にそれが日常茶飯事である。労働者、労働組合が実に断固としている。バスや電車が停まろうが飛行機が数日飛ばなくとも、そしてどこかで火事や犯罪が起こっていようとも自分達の社会的立場を守ろうとするならば、実行するのである。

フォーツナムメーソンが占領された映像↓GUARDIANより
http://www.guardian.co.uk/society/video/2011/mar/26/march-for-the-alternative-fortnum-and-mason

慌ただしい町中を歩きながら探し物をしていると。モーガンこともがわさんからも着信あり、4人で夕飯を共にする事に。いつもの3人なのだが、実はこの方々皆東大でアウェーな感じ。しかし、ビュッフェスタイルで夕飯なんて、品川プリンスの朝食とか以来だな。4皿食べる。食後完成したというセントパンクラスのホテルを見に行く。豪華な感じで、詳しくはこみさんに聞くのが良い。解散になると思いきや、皆でコーヒーを。僕とこみさんはさっきデザート食べたのに再びティラミスを頬張る。なかなか美味しかった。食べ過ぎで苦しい。て、品川プリンスの朝食とか以来だな。4皿食べる。食後完成したというセントパンクラスのホテルを見に行く。豪華な感じで、詳しくはこみさんに聞くのが良い。解散になると思いきや、皆でコーヒーを。僕とこみさんはさっきデザート食べたのに再びティラミスを頬張る。なかなか美味しかった。食べ過ぎで苦しい。