何をつくるかなあ

5月20日、金曜日。図面の総仕上げ。
18時ジャストに終わる。今週末忙しくなるけど、暇な時間にはじっくりと休みたい。何か本当にリラックスできる事をしたい。でも寝るとか、サウナとかそういう事ではなく。何か新鮮で、パッ、、と普段の思考回路から抜け出られる様な事を。別に嫌な事があったわけではないけど。

もっと創作的な事をしたい。本を読んでいて頭の中で新しい何かを構築しようとする事は肉体的努力をあまり必要としないけれども、その反対でもっと身体を使って何かを創る事をしたくてうずうずしている。頭の中で出来上がったものはすぐ消えるし、残らない。浮かんだら物理的に落とし込みたい。

もっと手を動かしたい。毎日CAD上ではあるが図面を製作しているし、もっと紙の上の線よりも物質的な模型だってつくっている。だけれども全く足りない。プロダクションには違いないが、創造する事の辛さをほとんど感じてないのが残念だ。UCLに戻りたいかと云われたら、いや、それは今はないと思うけ、あの時の危機迫りながら生命を削って捻りだすような制作は楽しかったし、それらは例外なく異物、変な物ばかりつくっていた。最近そういう変な物をつくっていない。至って建物、ビルディングだ。

ジムに通って身体を動かしているのは建築的創作には直結していないけれども、少なくとも辛さの後のやり終わった達成感とその継続の結果の変化が物=自分に現れるからやっている。建築家と名乗れるのはもっと年齢を重ねてからなのは解っているし、そこまで健康で生きていく為の下準備でもある。

学生時代の時、週末はV&AやBritish Museumにいってよくスケッチをした。とりあえず立ち止まって目に入ったオブジェをスケッチする。スケッチは物を描き写す作業だけじゃなく、見た目よりもっと生産的なので実に楽しかった。物の輪郭って何なんだろうかとか、どうしてで鉄でできているのか、何故赤なのか、、、取りあえずそういう堂々巡りをしながら手を動かしているとドサっと色んなアイデアや気力が生産される。ブツブツと呟いた質問はいずれ、自分が創るものに対する質問リストとしてすべて返ってくる。

NATURAL HISTORY MUSEUM / 自然史博物館には変な鉱物や、みたことのない貝類や植物・動物の標本がある。久しぶりに行こうかな。色んな色の色んな形・大きさの有りと有あらゆるものが揃っている。NATURAL HISTORY MUSEUM学芸員の知り合いから、フリーチケットをもらってから大分と時間が過ぎてしまった。財布の中にはそのチケットがまだ入っているので行ってみようかな。

Alex, I have done jsut a few sketches since you left here. How about you : )
アレックス、君がいたら毎週いってたのにそれも3年近くやってないよな。