CGソフトいじり

6月14日、火曜日。

今日は若干湿り気があるが基本はいい天気。清々しい空気の中、徒歩で事務所へ通勤。断面図の仕上げにかかる。セクションAAからセクションJJまで、合計10つの切断面の調整。少しの小さな変更でも、全体のアジャストメントに時間がかかる。CAD上での図面管理なのだから、例えば線を平でいじれば、立・断に自動的にアップデートされるようなシステムはないのかとか思いながらクリックし続ける。やってることといえばショートカットなどを駆使して再短時間を心掛けているものの、実はアナログに線を引いていて線と線を直角に結合させて四角をつくる。要するに超精密に描けるハンドドローイングソフトのように使っているだけだ。
もっと立体的なキャドソフトの使い方をしないか、と思うが巨大建築を設計している訳ではないし、住宅規模でBIMのようなもっと複合的で、3次元的に事が進む様な画期的なCADシステムを導入しよう!とか提案すると、大げさな気がする。そのシステムを導入して、操作を覚えて、協力者(施工業者、ゼネコン、構造設計家etc..)と新しいシステム導入の打ち合わせをしているうちに、修正が可能だ。壁やら床やらが動けざるを得ないのならば、古い方法でそれぞれのセクションにてちょっとずつ変更を適用していくしかないか。

キャド図面の問題を考えると、こちらはもっとコンピューター様に対して高度なことをやっていただいている。夜、コンピューターグラフィックソフトで色んな事を試してみる。例えば四角い平面をつくって、その上に、球体を浮かせ、その上に同じ平面を置いてサンドイッチする。それぞれのオブジェクトにRIGID BODYという物理的な情報を与えてやり、一番上の平面には布の様な柔らかさ /CLOTHというキャラクターを与え、その布に対して重力場をおこす。すると四角い平面は自由落下し、布であるから、球体を覆い隠す様にレンダリングしてくれる。面白い、はまる。

もう少し進んでちょっとハリウッドに近いものを制作してみた。1つのオブジェクトを作成し、それをいくつかのフラグメントにする。そこにオブジェクトを衝突させ、バラバラにする。バラバラになった物体はわずかに傾いた床を転がって、無限遠点に向って自由落下していく、というストーリー。

明日は遠足なのではやく寝る。