KUBO-Cと京都観光

午前7時半、寒い和室にて起床。8時頃KUBO-Cを迎えに歩いて30秒のおじさんの家へ。朝食は母さんが買ってきてくれた「たまき」のパン。しばらくして父も朝食に参加、9時過ぎに父の運転する車で歯医者まで送ってもらう。KUBO-Cの最初の京都観光は歯医者である。特に悪い所はないとわかっていたのだけれども、念のための1年に1回の歯科検診。まったく問題なし。最後に全部の歯をフッ素加工してもらい終了。京阪の最寄り駅まで送ってもらい中書島経由で京阪・祇園四条まで。生憎、、実は帰国後初めての雨。数日前の年始の活気が無く、人はまばら。雨の中、祇園を散策する。八坂神社で初詣する前に建仁寺にもよってみた。庭を鑑賞。


From http://restaurant.ikyu.com/100309/ より

12時、八坂神社の真横に位置する柚子屋旅館へ。ずっと前から柚子雑炊のコースを予約してもらっていた。丁寧なお出迎えを受け庭に面した掘り炬燵へ。柚子の飲み物を頼み、コースは正月仕様で、まずは白味噌の雑煮から。京都は白味噌の雑炊が基本なのでKUBO-Cははじめて食べた。続いて15皿の御節料理、全皿の丁寧な説明をしてもらった後、酸味と甘味を交互に選びながらいただく。どれも美味しい。15皿が終盤に近づいたところで、柚子雑炊が土鍋でぐつぐつした状態でやってくる。給仕さんが丁寧に卵を割って真ん中に置かれた柚子を優しく押しつぶし酸味と香りをだしてくれる。何杯でもたべられそうだ。さっぱりして文句なしの香りで美味しい。食後のデザートにはわらび餅。特別な一時であった。

食後は八坂神社に初詣。KUBO-Cのワーキングホリデー獲得の祈願、縁結び、家族の健康など祈願する。おみくじも引いてみる。僕は吉、KUBO-Cは半吉、まずまずでよかった。円山公園を抜け知恩院山門を眺める。御影堂は平成の大修理のため入れなかったので、小さな阿弥陀堂でお参り。僕は知恩院のお守りを購入した。雨がしきりに降っているので、折角柚子雑炊で温まった身体が再び冷える。円山公園の枝垂れ桜から歩いて数秒の洋館、長楽館にてコーヒーをいただく。正式には旧村井吉兵衛京都別邸、指定有形文化財で明治時代の実業家、村井吉兵衛の別邸。母さんにお薦めしてもらったデートスポット。温まった後再び雨には濡れまいとタクシーを呼んでもらい、KUBO-Cご希望の河井寛次郎記念館へ。

[:W640]
知恩院三門


長楽館の内部

陶芸家・河井寛次郎のアトリエ兼住居であった町家を記念館に改装したもので僕は何度か訪れたことがある。数々の陶芸作品、家具、町家建築、裏の庭には巨大な窯まであり見どころが満載である。1時間ほどで観終わったので京阪五条駅から電車に乗って帰宅。

実家に戻り、KUBO-Cは父によるカイロの施術を受ける。ロンドンで2人で住める事になったらできる、背骨や腰骨を元に戻す運動も教えてもらう。KUBO-Cは首周り、肩が非常に楽になったとの事。カイロの後は祖父母の家で夕食。KUBO-Cのお父様が用意してくれたカモのロースト2つ(ワイン煮と和風)と山梨のワイン、山梨の鮑のにがい、キモなどをはじめ、蟹、豚のスペアリブ+煮玉子、野菜サラダ、ほうれん草、生麩のゆず+白味噌添えなどをたくさん食卓に並び、家族皆でワイワイと夜遅くまで。

KUBO-Cを隣の家にお見送りしてしばらく2人で話しなどして、風呂に入り、就寝。