OXFORD / オクスフォード / 牛津 PART2

10月23日、日曜日の事(後半)。

洋風の栄螺堂を体験した後、継続してT君の後ろについて歩く。知らなければきっと通り過ぎてしまう、秘密の通路を抜けると秘密のパブがあらわれる。天井高2000もないような空間で皆ビールを飲んでいた。周りの建築に押しつぶされそうなパブだったけれども、その圧縮された窮屈さが良い空間だった。狭い道が開け大きな通りにでる。

T君のカレッジにお邪魔した。初めての訪問ではなかったけれども、アルネ・ヤコブセンの建築であるから何度みにきてもいい。ヤコブセンの図書館で茶色いレザーのスワンチェアに座って休憩する。休憩中、女子達は図書館見学。蔵書の1つであるヤコブセンの分厚い本を持って来て4人で図面を見る。今回は初めてVIPルーム的な空間に、密かに入れてもらった。同じヤコブセンでも緊張感が違う。木のパネリングとブラックレザーのファーニチャーがシックだ。別の部屋とは壁の仕様が違うのか、このVIP専用待合室は実に静か。全体の色合いや照明、家具などどれをとっても良かった。学生達がたむろする隣りの部屋とは一線を画した空間だった。T君はあそこで週2回ガウンを着用し、ハイテーブルで食事をしているのだそうだ。ゲストが呼べる様なので今度招いてもらおうかな。

カレッジを出た後は長らく散歩して、アフタヌーンティーをする為にTHE OLD PARSONAGE HOTELへ。今回で3回目、、になるのかな。外からはホテルだとはなかなか解らない。分厚い扉を押し開けて暖炉が灯る暖かいロビーへ。最初はライトティーでいいかなと思ったけれども、どうやらVERY HIGH TEAのほぼパーフェクトなアフタヌーンティーメニューを頼んだ。

数種類のサンドイッチ、ケーキ、スコーンなどが盛りだくさん。時間をかけて楽しんだ。紅茶はOLD PARSONAGE BLENDを注文した。燻した様な香りがして、LAPSAN SOUCHONG / 正山小種を思い出す。夕飯どうするかとか考えていたものの、アフタヌーンティーでほぼ満腹になった。そもそもHIGH TEA/ハイ・ティーとよばれるセットは食事としての意味合いが強いようだ。


THE OLD PARSONAGE HOTELの外観


VERY HIGH TEA

お腹も満腹になったし、最後はT君の新しいフラットを拝見。河の横に佇む静かなフラットだった。勉強する環境にはもってこいだ。中国からのお土産のウーロン茶を頂きながら夜遅くまで4人で話をした。21時頃には駅まで送ってもらった。日曜日からだろうか本数が少なく21時50分まで待った。23時PADDINGTON駅に到着。3人で電車、バスを乗り継いで帰宅。疲れたけれども充実した日となった。