OXFORD / オクスフォード / 牛津 PART1

10月23日、日曜日の事。

午前9時20分、MIHOちゃん、YUKIKOちゃんと駅前で待ち合わせ。バスに乗って別のチューブステーションまで行って、パディングトン駅まで。10時着。ターミナル駅でコーヒーとクロワッサンを食べながら電車を待つ。旅が始まる前の至福の時。10時半過ぎの電車に乗ってDIDCOT PARKWAYまで。そこからバスに乗り換えて目指すはOXFORDへ。通常ならば直通電車があるものの工事か何かで直通はなかったのであった。バスに揺られる事20分、OXFORD着。

T君に連絡してお出迎えしてもらう。さて後はついていくだけ。MIHOちゃんは初めてのオクスフォード、YUKIKOちゃんと僕は2、3回ある。けれど僕は通常の観光スポットにはいった事が無かったので今回が初めての正式な観光となった。観光の前に、JAMIE OLIVERのイタリアンレストランで軽いランチ。蟹とイカスミのリゾットを頼んだけれども、実に美味しかった。腹ごしらえして、クライスト・チャーチ・カレッジへ。ハリーポッターのシーンや、ルイス・キャロルが学んだカレッジとして有名な場所だ。カレッジの外にはアリス・ショップという不思議の国のアリスに関する物が沢山売っていた。女子(じょし)達は何でも「かわいいー」といって沢山買っていた。僕も日本帰国時にいいお土産になりそうな物をいくつか購入した。


はしゃぐ女子達とT君。


ALICE SHOPにて2人は買い物中。

クライスト・チャーチは14時開くようだ。それまで散歩。

天気も気温も最高にいい。紅葉が綺麗だった。

クライストチャーチの食堂は一昔前の空気が漂っている様な場所だった。歴代のプロフェッサーや、学長だろうか、肖像画が壁一面に飾られている。全体的に荘厳さに満たされている空間ではあるけれども、テーブルの食器などのカジュアルさをみるとあくまで学生達が食事をするラフな感じが見て取れる。こんなところで食事ができるなんてのは良いな。ちなみにT君はとても凄い人なので、一段上のハイテーブルに上がって食事が出来る権利(しかも週2回)をお持ちであるのだ。(ちなみにこのカレッジではない)。


食器のCH CHはCHRIST CHURCHのCH CH。

クライストチャーチを後にして。色んなところを廻った。カレッジに所属するチャーチであったり、ギャラリーであったり、中庭が綺麗な学生寮であったりと。とりあえずT君ガイドの後ろに付いて色んなところを廻った。彼がいると見学するために並ばなくてはならない長蛇の列も関係ない。さっとポケットからオクスフォード大学の学生証を見せるとすーと通してくれる。それに通常入れないところまで入れてもらえる。アメックスのプラチナカードである。

オックスフォードには何度かきているので、今回の訪問で新しくみた建築はクライストチャーチ以外なかったけれども、意外なところで建築的にちょっと衝撃なものをみることができた。それはHEARTFORD COLLEGE / ハートフォードカレッジ(ガリバー旅行記のジョナサン・スゥイフトがアルミニにいるそうだ。)の小さなQUAD / 中庭に面していた。その建築を一言で表してみると「洋風の栄螺堂」が一番しっくりくるのであった。相当な石工技術と数学的知識が必要であったに違いない。上がっていく階段に沿ってただ単に斜めに切って処理していのではなく、パラメトリック建築の様に建築を構成する要素すべてが共に回転してしかも一部は歪んだ様に処理されていて実に石が動的で柔らかくみえた。窓のフレームやWINDOW CANE(このCANEの日本語訳は知らない)まで歪んでいた。

続きはまた明日へ。