熱中症か。N.F.事務所見学へ

7月8日、月曜日。

午前8時起床。体が重い。太陽に当たり過ぎ病である。頭痛もするがシャワーを浴びて出勤。本日も快晴、暑い。9時半出社。事務所は静かである。冷房がきいて気持ちがよい。DAIKINや三菱のエアコンは日本ではどこにでもあるけれども、こちらは日本ほど多くはない。僕のフラットにもない。なので冷房があると豪華であるなと感じる。それはそうと冷房のお陰で仕事に集中できる。18時迄。

19時前NORMAN FOSTER事務所へ。SNJくんにお出迎えいただく。しばらくしてARYさん、SWY君到着。昨日ハムステッド・ヒースで色々と話して本日突然の事務所訪問が実現した。僕は今回で3回目の訪問。しかし本日は特別にCONFIDENTIAL / 極秘の最新施設を見せてもらった。さすが世界のノーマン・フォスター、圧巻の設備だった。このような場所で最先端の建築が設計・実現されていくのかを思い知らされた。設備だけでなく、それを駆使するハイスキルを要するエキスパート集団の存在も凄い。建築家だけでなく、ありとあらゆるスペシャリストの集まり。残念ながら極秘なので具体的な内容はお話できないので、読者自身のご想像にお任せしたい。

SWYくんは用事があってここでお別れ。SNJ君とARYさんでパブへ。乾杯。ハーガーをもくもくと食べて建築談議。コンペの話などでも盛り上がる。21時半お開き。SNJ君は自転車で、ARYさんと僕はバスにのってSOUTH KENSINGTON、チューブを乗継帰宅。


LOTS ROAD POWER STATION. これからの開発が注目される。


パブで夕食。

チューブに乗っている最中に、「方丈記私記」堀田善衛著、読了する。最後は五木寛之氏と堀田善衛氏の対談で終わったが、収録されたのが1980年。30年前の対談なので、現代にいかに引き寄せてくるかを考察しながら読んだ。本文は堀田善衛氏本人の東京大空襲での経験を鴨長明が記した天災・飢饉を重ねあわせ、過去から現代にまで通じる伝統主義的日本文化(本歌取り文化によるフィクション化)の批判を行っている。一方で、「方丈」:住居にも視点を当て、長明の思想まで掘り下げようとしている。長明の住居規模が年取るごとに小さくなっていく過程(最終的に方丈は組立移動式)、日野でのエコロジカルな生活スタイルにおける記述が身近に感じる。この周辺はどうにかして現代的なコンテクストに引き寄せれば何かしらの意味があるもしれないが、、、と考える内にフラットの最寄り駅に到着した。

日曜日の日記も再更新っ。
http://d.hatena.ne.jp/tak-ishii/20130707
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