シチリア旅行1日目

5月24日、金曜日。

朝2時に目覚ましがなって起床する。ホリデーの始まりである。シャワーを浴び手早く準備をしてタクシーを待つ。予約しておいたプライベートタクシーがジャスト・オン・タイムでやって来る。フィンチリーロードの駅前まで。途中、冷蔵庫に入ったままのKUBO-Cの友達家族に渡す予定だったチョコレートを忘れたのに気がついてため息をつく。まあ、空港で代替品を探そうと気を取り直す。

朝3時、NATIONAL EXPRESSのスタンステッド空港行きのバスが到着。空いた道路をバスは飛ばして走る。1時間程で空港に到着。RYANAIRのVISAチェックカウンターにてチェックイン。そのままセキュリティを通過して、喫茶店でオレンジジュースとサンドイッチ。早すぎる朝食の後に代わりとなるお土産を探す。するとGODIVAのロンドン仕様のチョコレートセットがあったので迷わず購入。コレでよし。ホットひと安心できたので、コーヒーで一服。時間通りに搭乗ゲートが開き、離陸も遅れることなく出発。RYANAIR、FR3918便、6時15分離陸。3時間のフライトでシチリア島の最大の都市パレルモに到着。2回目のシチリア島で、パレルモも2回目である。パスポートコントロール問題なく通過し、到着ロビーで久しぶりにKUBO-Cと再会。ミラッツォから車で2時間半かけて1人で向かいに来てくれた。


PALERMOからMILAZZOに向かう途中の高速道路からの風景


ここはもうINDUSTRIALE、工業地帯。KUBO-Cの家はここから数分。

左ハンドルの、マニュアル車でKUBO-Cは高速道路を120,130キロで飛ばす。どの車も皆同じスピードなのでそんな出してるとは思わなかった。運転がイタリアナイズされている。右側の山の方角にはか巨大な岩山の乾燥した風景や野菜やオリーブの畑が広がり、左手には真っ青な海。ずっと美しい風景が広がる。途中のパーキングエリアにてKUBO-Cに薦められてコーヒーのフラペチーノの様な飲み物を飲んだ。CAFFE DI CREMAというものらしい。さすがイタリア、コーヒーベースのものはすごく美味しくお代わりしそうになるが、これから美味しいものが沢山出てくることくらい簡単に想像ができるのでやめておく。

更に東に向かって車は進み、2時間ほどでMILLAZO / ミラッツォに到着。GOOGLE MAPでみていた通り岬の港町である。小高い丘の上に城が見える。車はセンターには行かず、海岸沿いの産業地帯へ。沢山の工場や倉庫が並んだところにKUBO-Cの住む小さな家がある。彼女がお世話になっている事務所のURBAN FUTURE ORGANIZATION / UFOのボスCLDOの家の1つで、親切に家を一軒まるまる貸してくれているのだそうだ、しかも車付き。家の隣にはCLDOのお父さんが経営する運送会社があり24時間守衛さんもおり、何かあったらいつでもここに来なさいと行ってくれて心強いのだそうだ。

家に到着してしばらく休憩してから荷物を開きお土産などを渡す。一段落した後に来るまで数分の事務所へ。どうして車で2,3分のところだったら歩いて行かないのかなといつも思っていたのだけれども、場所を見て初めて納得した。ここは歩く場所じゃない。リアルに産業地帯で、安全な地域かどうかと聞かれれば確実に危険なところ、路上には廃棄された機械類が転がっているし、歩道もない。
しかし歩いて2分のビーチは美しい。海水も綺麗。

事務所に到着。モダンなオフィス、所員のMLNともう一人名前忘れたおばちゃんがいる。さすがイタリア、シエスタの時間にはほとんど誰もいない。KUBO-Cとは今日で最後だからといってMLNとおばちゃんより事務所全体からのプレゼントをもらっていた。綺麗なアクセサリーだった。僕も挨拶してしばし歓談。15時過ぎに事務所を出て、家に戻り出発。

さて、これから船乗り場に向かう。そこから高速フェリーにのってストロンボリ島を目指す。KUBO-C自らオーガナイズのストロンボリ火山1泊2日旅行だ。今回のこの小旅行は僕は何も知らないので只ついていくだけ。16時過ぎにフェリーに乗船。物凄い高速で浮き沈みが凄かった。ジェットコースターにでも乗っているかのような感覚だ。60キロ離れたストロンボリ火山まで約1時間で到着するのだから、時速60キロくらいなのだろう。朝早かったので、船の中ではしばらく景色を眺めた後に眠る。目がさめた頃には既に減速してストロンボリ島の船着場だった。下船して直ぐ様大きな火山の風貌が目に入る。近い、デカい。
少しだけ見とれて泊まるホテル HOTEL MIRAMAREの三輪ミニカー(ピアジオ・アペ)を発見する。島ではどうやら車は走ってはダメなようだ。というかどの道にも車が通れる道幅が確保されていない。どこかしこも駄菓子屋に行くための裏道みたいである。HOTEL MIRAMAREのおじいちゃんのピアジオ・アペでホテルに向かった。 つづく…

[:W640]
街の一番高いところから火山を眺める。


タイのトゥクトゥクの様な。HOTEL MIRAMAREのピアジオ・アペとKUBO-C


ホテルのテラスから


小さな島ストロンボリッキオ。ホテル正面のビーチから。