4つの家具

今週は異様に早く過ぎた一週間だった。それだけ集中できたのだと思う。今週は、ライトアーティストのための4つの家具を設計し続けていた。それぞれフリースタンディングで別々の機能をもつ家具だが、人間の兄弟の様にどこか似ている、そういう共通の何かしらの体系を背景に隠して設計していた。そのシステムは寸法であり形態である。もともとミニマルなものにあまり興味を示さなかった自分だったが、この事務所にきてそういうデザインができるようになってきた。かなり沢山設計してきたが、それでもまだ僕は日本の大学院にいた頃と、その後のバートレットの設計感覚に傾倒している。悪い言い方をすると偏向している。ミニマルな人達に囲まれてもまれるのも、勉強だと思ってやっている。それで、、、これらの4つの家具は表に見せる顔は非常にシンプルだが、その裏側で空気すら入りずらそうな隙間程でマテリアルのせめぎあいが行われている。そのせめぎ合いをうまくまとめあげられるかどうかが、キーポイントだ。

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