ウィーン3日目

午前7時半過ぎにホテルルームで起床。身支度を整えて8時過ぎに部屋を出る。KNMさんと合流して3人で朝食をとるカフェを探す。雪が降っていて寒い。1つ目の候補だったCAFE HAWELKAは閉店していたので、少し歩いてCAFÉ FRAUENHUBERへ。古いカフェでベートーヴェンモーツァルトもここで演奏したことがあるようだ。8時にオープンしたばかりで僕たちが最初の来客だった。3人共SAVOY BREAKFASTというセットを注文した。ハム、サラミ、チーズとパン。それとメランジェ(エスプレッソにミルクが入り、ミルクの泡が乗ったやつ)、美味しかった。落ち着いた雰囲気もいい。

朝食後、タクシーでÖSTERREICHISCHE POSTSPARKASSE(ウィーン郵便貯金局)へ。オットーワーグナー設計の名作である。昔一度訪れたことがある建築ではあるが、社会に出て実務を経験して再び眺めると全く違って見えて来る。2度来る甲斐があった。細かなところまでKNMさんとKUBO-Cと観察。すごい建築である。

歩いて駅前まで移動。駅前のコンビニエンスストアで買い物を少しして地下鉄に乗る。ベルヴェデーレ宮殿へ。その中にあるオーストリア・ギャラリーへ向かう。オーストリア作家の作品をたくさん所蔵したオーストリアで2番目に大きい美術館だそうだ。クリムトやシーレなどの作品を鑑賞。クリムトの「接吻」や有名なナポレオンの絵画もあった。遅めの昼食を美術館のレストランにて。美味しいシュニッツェルとチーズケーキ食べた。

SHOPを見た後タクシーでLEOPOLD美術館へ移動。ミュージアム・クオーターを形成する美術館の1つで、エゴン・シーレの世界最大コレクションを有して居る。またグスタフ・クリムトの作品も多い。またウィーン工房の工芸品や家具なども多い。夕方の遅めの時間に入館したので早足で鑑賞。シーレの風景画がとても印象に残った。美術館のカフェでお茶をしながら休憩。ミュージアムクオーターの一部を構成する、アート・建築関連の本を多く取り揃えたブックショップで立ち読み。

その後電車に乗って一旦ホテルに戻る。ホテルの上層階に入ったレストランで食事。HANS HOLLAINの設計のインテリアだろうかで食事。レストランは日本食とFUSIONしたような感じ。そのためメニューには多くの日本食の料理名がならでいる。そこを避けてオーストリアの伝統料理を選んで食べた。美味しかった。夜22時過ぎに少し眠る。23時過ぎに起床、ホテル目の前の大聖堂でのモーツァルトを追悼する音楽会。1791年12月5日に亡くなった。今日は226回忌に当たる。曲はレクイエム。日本とオーストリアの人々による演奏会であった。大聖堂の中にモーツァルトの音楽が流れる。追悼のため拍手のない演奏会ではあったがコンサートホールでは体験できない音楽体験ができてよかった。日付がまわってからホテルに戻り就寝。


オットーワーグナー郵便貯金


オットーワーグナー郵便貯金


ベルヴェデーレ宮殿オーストリア絵画館へ。


ミュージアム・クォーター内の書店。


シュテファン大聖堂でのモーツァルト追悼コンサート。