DNDさんに祝ってもらう

午前9時半に起床、キッチンでオレンジを食べる。フラット全体の掃除をしてから、外出の準備をする。11時過ぎにフラットを出る。センターをフラフラしながら少し買い物をし、12時に待ち合わせ場所のレストラン、ARBTUSへ。レストランの前でDNDさんがすでに待ってくれていた。大学の後輩にあたるDNDさんが僕の結婚祝いをさせてくださいとわざわざテーブルをブックしてくれたのである。緊張。僕達2人は今日最初の来客のよう。窓際の2人席へ案内される。ランチコースからスターター、メイン、デザートの三品を選ぶ。DNDさん、僕の近況などを話しながら楽しい時間を過ごさせていただいた。料理も勿論とても美味しかった。僕は前菜にヘリテージトマトとスイカのサラダ、メインにVALLEY LAMB / 近々ロンドン駐在になるとのことなので嬉しいニュースである。

レストランを出た後はSERPENTINE GALLERYへ一緒に行った。毎年恒例のSERPENTINE PAVILION、今年はSELGASCANO。今年のパビリオンはまわりからあまりいい評価や評判を聞かなかった。僕は正直とてもいいと思った。今まで観た中でもかなり上位に位置して好きかもしれない。毎年パヴィリオンで建築家らしき人達が難しい顔をして知的なカンバセーションをしているのを観てくだらないと思ってしまうので、今回のパビリオンはそんなものをぶっ飛ばしてしまう意図的な雑さと安価さ、そして遊び心があって、目線が子供で、本来の要項である仮設らしくてよかった。なんだこの適当なデザインは、雑だとか、なんやかんや思ったらもうすでにそれは見方としてアウトである。そういう評価を受け止められるSELGASCANOの余裕とそういう建築を信じる信念は、僕とDNDさんの共通の師匠を思い出させてくれて、盛り上がり、その勢いでF&Mのアイスクリームと紅茶をいただきながらエンジョイした。デザイン系のオンラインマガジンでミニマルでモダンな建築を見飽きた僕にとっては目が覚める新鮮な建築であった。

HYDE PARKを散歩しながらZAHA HADIDのSERPENTINE CAFEとTHE MAGAZINEを覗く。JUANE HANSONの蝋人形が展示されていた。本物の人間か偽物か区別がつかないほど精巧に、緻密につくられていて、その差がわからなくなる、、という不思議な体験をする。DNDさんとそんな蝋人形を眺め、マゴマゴしながら鑑賞した。そのまま散歩を続けOXFORD STREETへ抜ける。途中HYDE PARKの北東部のSPEAKER'S CORNER / 演説場所によって何を話しているか聞いたり。大抵は宗教関係だった。DNDさんとはSELFRIDGEでお別れ。駐在でロンドンに来た時にまた会う約束をして別れる。徒歩でOXFORD STREETを東へ向かい途中WAITROSEで買い物をして帰宅。

家で一六穀米のご飯を炊き、高野豆腐、セロリの炒めもの、サラダを作って夕飯とする。夜は動画を観たりブログを更新したりしてゆっくり過ごす。シャワー浴びたら寝ようか。