会場デザイン、R.R inside out、NZ

7月21日、日曜日。

昨晩嫌な夢を観て朝4時半過ぎに目が覚める。進撃の巨人を観てから寝たからだ。内容がそうだった。再び眠り朝10時頃起床。フラット全体の掃除・洗濯をして昼前に一段落する。

さてホテルはとりあえず置いておいて、年末の総会に向けてそろそろ始動しなければならない。今年の総会は英国三越が閉鎖される事を受けて新しい場所に移動することになる。幹事達の努力の甲斐あって新しいベニューは見つかった。僕は会場デザイン、主にテーブル・設備レイアウトを担当しているのでその図面に向かう。限られた平面の中で全体の会の進行を考慮したビュッフェ形式対応の100人以上のテーブルレイアウトと設備機器レイアウトをスケッチし、図面に落としこむ。時間をかけてラフなレイアウトは完成した。8月中旬の会長、幹事長、幹事達とのミーティングで発表する。

13時過ぎ出発。14時前ROYAL ACADEMY OF ART。18日から"Richard Rogers RA: Inside Out"展がオープンしているの早速。大きな部屋を3つ使用したどちらかというと建築玄人に対する展示会というよりも建築素人の人達にロジャーズを知ってもらうことが目的のような展覧会であった。それでも沢山のスケッチや巨大な模型が色んなプロジェクトから選択されていた。大きな部屋に入ったところに小さなA4の紙があったのだが、よく見るとロジャーズのAA SCHOOLでの成績表だった。YEAR 4、ほとんどFAIL。残念ながら努力が足りない、、チューターからそういう内容のコメントが寄せられていた。勇気が出る。中国やイタリアでの都市計画プロジェクトも展示されている。新しい発見は無かったけれども、レンゾ・ピアノ、ノーマン・フォスターなどととても仲が良かったのだなとイェール時代の写真をみて思う。

また若かりし頃に反体制デモに参加していたロジャーズの写真が印象的だった。インタビューではポンピドゥーの模型を前にその事に言及して、この建築はそれに対する人々のための私の答えであると述べていた。観ながらどうも僕には(僕らの世代かもしれないが)そういった反体制デモに参加したりするような気力や、意志がない、、政治的無関心、そんな事はさめざめと遠くから眺めていて他人事のようである。それはそうやって育ってしまったからなのか、性格なのか、時代なのか、なんなのだろうか。今日ロジャーズのインタビュー映像をみて、まわりのプロジェクトを眺めてみると、デモに参加しているロジャーズから今現在のロジャーズまでちゃんと筋が通っているように見えた一方で、自分の危うさを観た感じである。浮遊している感じだ。自分でデザインした建築がどこの世界にも当てはまらなそうな原因はもしかしたらそこに発見できるかもしれない。

1時間程展覧会をみて日本食材を購入する。そば、うどん、そーめんと納豆。麺類ばっかりだ。遅めの朝食はベトナムの麺BUNを食べた。時間帯が遅いせいか、快晴でだれもレストランで食事をしないのか、店内に客は殆どいなかった。とても静かでよかった。

夕方前に帰宅。会場レイアウトデザインを再び進める。PDFで僕以外の幹事メンバーに送信。コメントをいただく。NZ PROJECTも少々手を加える。24時前まで。


原寸モックアップ


入り口、ロジャースカラーである。


リージェントストリート、本日は歩行者天国


ベトナムのBUNを食べる。