TATE疲れ

3月17日、日曜日。

午前10時頃起床。朝食を摂った後に掃除洗濯をする。シャワーを浴びて昼過ぎに外出。

久しぶりにTATE MODERNにやってきた、見たい展示があるわけじゃなくただ手を動かしたかったから。まずはRUINS IN REVERSEという企画展を観にいってきた。思ったよりも格段に小さな規模の展示会で、一瞬で見終わってしまった。1室分しかなかったし写真もA4版程かそれより小さいものばかり。STAR WARSの撮影に使われた舞台セットがアフリカのどこかに未だに残っており、廃墟となっているところを写真で捉えたものだけが印象的だっただけで、後はあまり覚えていない。

その後、LICHTENSTEINの回顧展へいってみる。特に見たいと思ってきたわけではなかったけど、メンバーズカードを見せたら無料で入れるから寄り道をしてみた。TATEに来てみた理由は、RUINS IN REVERSEが目的だったのだけれども、ハズレだったからこれでま巻き返しなるかと期待したがそれはリキテンシュタイン、ポップなカートゥーンテイスト、平面的でコンポジションや色使い、ドットに目がいって、全く手が動かなかった。ただ回顧展であるからリキテンシュタインの若かりし頃のものや1997年に亡くなる直前まで手がけていた晩年の作品まで幅広いコレクションが見られたのでよかった。アメリカンコミック・ブックをポップアート化したもの以外にも、真鍮を使ったアールデコ調の彫刻や中国の風景画に感化されたもの、ピカソマティスなどのパロディー作品など知らないものが多く勉強になった。ただスケッチは出来なかった。メンバーズカフェも人が多すぎてすぐ出た。カフェは増設された方がいいと思うな。

まだ閉館まで時間があったので常設展的なところにもよってみた。”POETRY & DREAM”へ。エントランスにキリコがあり、最初の大きな展示室に入るとピカソマックス・エルンストのコラージュ、ルネ・マグリットマン・レイマルセル・デュシャン、フランシス・ピカビア、フランシス・ベーコンジャコメッティ、、、と続き重すぎたので出た。本日3つ目の展示にこれはきつかった。その中に1つYVES TANGUY / イヴ・タンギーの絵があって、初めてこの人の作品を見た。学生の時によく参照させてもらった画家だったので感慨深かった。


Turbine Hall。TATEの増設工事に伴い、この空間は5月から年末にかけて閉鎖されるようだ。しばらく体験できなくなる。

疲労して帰宅。途中TKYM氏から連絡があり、夕食のお誘いを受けるも冷蔵庫に物がたくさんあって今晩は家で作る予定だったのでお断りした。首の状態は大分良くなったそうだ。夜は家で静かに食事。夜はブログを更新し、展示会のカタログを読み返したり、動画を観たりしながら過ごした。

夜のニュースで伊東豊雄さんが2013年のプリツカー賞を受賞されるというニュースを知った。日本人の受賞者が益々多くなって誇らしい。