KAZIMIR MALEVICH / カジミール・マレーヴィチ展へ

午前8時過ぎ目が覚める。週末に限って眠くない。iPHONEでニュースを読み終えた後、読書に切り替える。エッセイとパレスチナ情勢に関する文献を読んだり。パレスチナ情勢に関する政治的な書物は、ノアの箱舟の話まで遡りモーゼの十戒ローマ帝国を経由して現在の情勢に至るまでを簡略化して網羅しており、とても読みやすい。気がつけば10時、起床して朝食を食べて掃除。昼前まではスケッチ。ランチは家で作り、食後外出。

今日は若干曇り気味だが暑い。シャツをクリーニングにだしてチューブでセンターへ。家電製品店でプリンターを物色、各ブランドからの最近のラインナップを把握する。EPSON, CANON, BROTHER, HP。

TATE MODERNへ。最近始まったKAZIMIR MALEVICH / カジミール・マレーヴィチ展へ。言わずも知れたシュプレマティスムの抽象画家である。若い頃の印象派から影響をうけ描いた風景画やポートレートからはじまり、ピカソやブラックのキュビズムの影響を受け少しずつ抽象化されていく過程、抽象化を深化させシュプレマティスムに到達し、シュプレマティスム・アーキテクトンという巨大な建築的な造形(立体)、アートスクールで教えていた時期のプログラムや生徒の作品、そして晩年には若かりし頃の印象派ポートレートのように、抽象からは正反対の写実主義に戻ったころの作品が展示され締めくくられていた。最も印象的だったのは、やはりシュプレマティスム絶頂期のBLACK SQUARE / 黒の正方形をはじめとした様々な形、幾何学をした色の重ね合わせやコンポジション。アーキテクトンシリーズの立体物は見ていてこんな巨大な存在と造形で競い合ったら全く敵わないなといった感じだった。下の階ではまだマティスのCUT OUT展がやっているようだが、同様に良い刺激をうけた展示会だった。(帰宅後WALTER PICHLERの本を開いて彫刻、建築の作品を眺めたら、やはりこれまたまったく敵わないなといった印象を受ける)

テムズ川のベンチでコーヒを飲みながらパンを食べて景色を眺める。カナダにいるKUBO-Cとメッセージのやりとり。周辺を散策しセンターへ電車でもどり、再び散策。夕方に帰宅し20時頃再び外出。ODEONでTRANSFORMERを鑑賞。何も考えず、すさまじい爆破と破壊の、これまたすさまじいパソコンの能力を駆使して完成された、レンダリングを鑑賞。IMAX 3Dなので音も映像を凄い。で、観客が数人というのがまた重要である。ほぼホームシアター状態。23時半終了。アクション映画疲れで帰宅。シャワーを浴び、ブログを更新し寝ようかとというところ。



MALEVICH展


ロジャーズ設計のRESIDENTIALのカフェ


ふう、いい天気だ。


いい天気だけれども、日陰の方がよさそうだ。