ロンドンメットのニュースが衝撃的すぎた

8月30日、木曜日。

今朝、まだ眠気眼の状態で読んだBBCオンラインニュースのロンドン・メトロポリタン大の留学生受け入れ免許発行剥奪のニュースはあまりに過酷で衝撃的だったので一瞬にして眠気が失せた。BBC、GUARDIAN、TELEGRAPH、HUFFINGTON POSTなど主要なメディアがトップニュースで伝えている。日本のニュースも遅れて「留学生受け入れ免許はく奪」として報じている模様。

ロンドンメットに在籍するNON EU国籍の学生(2千人くらいらしい)はこのUKBA(英国入国管理局)の判断に順じて、60日以内に新たなスポンサーシップ(他の大学などの教育機関等)を見つけなくてはならない。さもなくば、国外退去。あまりに唐突、強引なUKBAの決断は恐ろしい。そもそもの発端はロンドンメットの留学生に対する管理体制が問題だったようだ。IMMIGRATION MINISTERのDAMIAN GREENは免許の剥奪理由について、、、100人の内の25%以上の学生がLEAVE TO REMAINなしの状態で勉学していた、数十人の学生に対して必要最低限の英語レベルを保証する証明書が発見されなかった、250人中142人の学生が出席状況などの確認が不可能な状態だった、、という3つの事例を列挙しそれらが半年前に大学側に対して指摘されていたものの、一向に改善されなかったためだとしている。

身内であるSHARI3のメンバーの学生の大半が実はロンドンメットなので、確実に直撃する。みなさんの行く末の幸運を祈りたい。

London Metropolitan University students fear deportation:
http://www.bbc.co.uk/news/education-19419395

後もう1つ、そのニュースに隠れて小さな扱いを受けていたが僕にとっては衝撃的なニュースがあった。

ピカデリー、オクスフォードサーカスから近いHANOVER STREETに再起完成した建築がある(まだ完成していなかったのかもしれない、現にニュースではアートギャラリーのための工事が進んでいたとしている)。その建築の地階に位置するWINDOW FRAME / 窓枠が突然はずれ、歩行者の女性に直撃。この事故で被害者の女性は亡くなられた。ニュース画像をみたところ、それはSQUIRE AND PARTNERSが設計したオフィスビルだった。実は大学時代の同僚がこの事務所で働いており、この建築の話をしたことがあった。僕の友人が担当したわけでは無さそうだけれども、それでも心配である。

Woman killed by falling window in London's Mayfair:
http://www.bbc.co.uk/news/uk-england-london-19421257

一方、それらの衝撃的なニュースのウラで僕の生活は何事も無く通常通り進行する。図面に向かう。ボスより、誰か日本庭園の設計できる人を知らないかいと聞かれたので、調査することにした。とりあえずHOLLAND PARK / ホランド・パークの日本庭園を当たってみたい。

夜はなすの煮浸しをつくった。物足りなさそうだったので豚肉を入れて豚ナスができた。ご飯とカプレーゼ。国籍がめちゃくちゃだ。


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それと、夜は再びメノルカの日記穴埋めに力を注ぐ。21日の日記を更新したので飛んでいただきたい。
http://d.hatena.ne.jp/tak-ishii/20120821