T.Yに2、3年ぶりに会う

5月16日、水曜日。

まず、前日の日記をチューンナップする。

現場の写真を1枚。「では、、これで完成としましょう。ご苦労様でしたー。」そういってこの埃舞うストイックな空間を残して、是非イベント会場、ナイトクラブやら、インスタレーションに使ってみたいものの、そういう分けにも行かないのが住宅、というか施主がいてくださる建築の宿命である。4M近い高さの地下のコンクリート躯体。勿論、現場で働いてくれている人達はTADAO ANDO'S コンクリートなどは見た事がないから、本物を見たらきっと驚くのだろう。まあ露出しないから構造的エンジニアが構造的に問題なし、とサインオフしてくれればそれでいい。さて今週末には完全に清掃が終わり、PHASE1は終了する事だろう。

シャツとジャージを羽織るくらいの初夏の陽気だった。この日和がつづいてほしい。
夜20時頃夕飯を済まして、フラットを出る。駅前で人を待つ。T. Y.がやってくきた。僕がロンドンにきて初めて知り合った日本人。汚い寮の部屋が廊下を挟んで向かい側で、学生時代は共に生活していた。過酷な年越しモロッコ旅行にもいった。2、3年ぶりの再会。10日間の出張で来英したのだそうだ。超エリートで多忙な彼、会えたのは30分。PRIMROSE HILLのパブでこれからの事や、思い出話。お互いに頑張って、今度は東京で会おうといって別れる。タクシーにのってホテルに戻り仕事だそうだ。金曜日に帰国し、土日も出社すると。日本に帰って生きていけるのか、僕は。。不安になってきたな。

2007−2008年のたしか12月30日くらいに撮影した写真だ。モロッコ、フェズのとある他人の家。リアルに全く知らない人の家にお金を払って泊めてもらう。正面は今日の宿が見つかって安心しソファーで横になり、フランス語放送をみるT.Y。隣りで横になっている女子はここのお嬢ちゃん。。。よく泊まったなと今でも思うけど、楽しかったな。


スペイン、セビリアでのT.Y.