CPD、夜T門会

水曜日。
事務所は昨日より増して静寂になった、という訳ではないけれども僕の前のEMLYが休暇に入り、数人がサイトビジットしていて不在という事で静か。僕も静かに図面を修正したり、ウェブ上で建築系記事を読み耽る。13時よりランチ兼CPD。

ところでこのCPDについてご存知だろうか。"Continuing Professional Development"の略であるが、日本語に訳すと「継続能力開発」となる。その名の通り、継続的に何かのプロフェッショナル能力を開発し続けるためのプログラムである。日本の設計事務所ではこういうCPDというものは行われているのだろうか。欧米、少なくともイギリスではこのCPDというのは実によくきく。僕らの事務所でも最低1ヶ月に1度は必ず実施される。今日はFINNFORESTという木建材をとり扱う北欧の企業(フィンランド)を招いてのCPD。この企業は一般的にいう「集成材」を製品として販売している。集成材の伐採から梱包迄の行程や、使用箇所によって異なる種類、環境対策、強度、作品例など色んな事を勉強する。
最近、何処のウェブサイトでかは忘れたけれども超巨大な木造構造物の写真をみたけれども、その構造はここの集成材を使っている事が判明した。超巨大である。


From: http://gizfactory.com/article/world-s-largest-wooden-structure--metropol-parasol--opens-in-seville/ より

ここまでは夕方迄に執筆。
P.LのG.P駅前にて、Yu-chanの相談電話を受け、質問に対して受け答えをする。レポートの参考にするそうだ。
夜中24時過ぎに帰宅。眠いけれども、目をこじ開けて今日お会いした先輩方に返信メール。T門会の隔月会であった。S.C.の駅から閑静な住宅街を抜けてフラット迄15分歩く。誰も歩いていないし、車も1台も通っていない。じゃあ道のど真ん中を歩こうじゃないかと、中央車線の真上をとぼとぼと歩く。タクシーが来てもよけてくれた。よおく遠く、前方を目を凝らしてみると先客がいた。まあどの国の人でもそうするんだな。その気持ち解ります。