そこのとうがらしをとってくれんかね

21日月曜日。起床するが眠い。熱いシャワーを浴びながらもウトウトしていた。事務所、今日は模型制作していた。既に完成したスペースであるにも関わらず、レイアウトを再検討できる模型をつくっているというのは奇妙な事だ。別のレイアウトを考えてみたいのだそうだ。完成しているのに。考え事をしながら模型を作っていたらいつの間にか18時。今週も頑張るか。月曜日が無事に終われば後はリズムが掴めているので、スムーズにこなせる、、、はず。
夕食の買い物。電動車いすにのった年配の女性が僕に話しかける。上の棚のとうがらしをとってみせてというので勿論のことヘルプする。僕がとったものでは納得いかないらしく、もう1つ見せてくれという、それも納得しないので、段ボールの中のパッキングされた唐辛子を全部見せる。「うんん、、、大きいのがないねえ、大きいのが4つほしんじゃよ」ということで、1つ1つ丁寧に一緒に見ていく。大きいのが5つ入ったのがみつかったので、おばあちゃんはそれに満足。「ありがとうぉ、、さっきあっちでどうのこうの、、、」と愚痴をいいだすので聴いてあげる。何事もなくさよならをする。
車いすに座っている人々にとってロンドンでの生活は障壁が多く大変である事は想像に難しくない。歩道はどこでも工事中で凸凹しているし、平らなところ等なんて少ない様に思う。だから電動の車いすの人が多いのかな。人が後ろから押すタイプの車いすはあまり見かけない気がする。公共交通機関、バスは少なくとも車いすでも乗れるよう電動のスロープが設置されているが、駅に関してはリフトがある所ばかりではない。設置していない場所もたくさんある。産業革命の国だからメタルの建築が多いのは解るが、階段のエッジ(ノンスリップ部分)にまでギラギラの金属を使うのはチっと危ない気がするな。でも大学院生時代に階段を全部鉄、しかも錆び止め、メッキなど一切無しでつくってるからそんな事言えないか。。沈黙。、、ただ、困っている人を助ける人達は多い、、というのが唯一のロンドンの取り柄かな。
夕飯をつくって腹ごしらえ。日本で人気だという「食べるラー油」というものをはじめて食べてみた。美味しいけど、カロリーが高そうだ。スプーン1杯で充分。
その後ラップトップと対面。さて図面はとりあえず完了したが、まだやる事があるので引き続き作業。