石切り場へ。

4月18日、木曜日。

午前6時起床。シャワーを浴びて朝食を食べる間もなく出発。チューブでEUSTON駅まで。電光掲示板で時間をチェックした後、予約していたチケットを自動販売機で回収し、アーモンドクロワッサンとコーヒーを買う。プラットフォーム8よりLONDON MIDLAND TRAINSに乗車する。出勤の時間なので郊外からEUSTON駅に到着する人が多い。プラットホームでは人の流れに逆らって進む。電車はかなり空いていた。座席に座り景色を眺めながらの朝食。30分程でHEMEL HEMPSTEAD駅に到着。ロンドンから北西に40キロ離れた小さな町の駅だ。しばらくしてSNの車を発見。助手席に乗り出発。5分程で目的地に到着。STONE AGE、石のプロだ。今日はチェルシーの住宅に使用する大理石のスラブを確認のためにやってきたのであった。元々は石の問屋から購入したものがSTONE AGEの倉庫に輸送され保管されていた。現場の寸法が固定されたらSTONE AGEが現場で実測をして寸法を持ち帰りここでカット。パーツごとに切られた石材が再び現場に戻り、インストールされるという訳である。


広大な景色の中にスラブ


スラブが並ぶ。


ペンタリコンダーク30mmをJMに出してもらう。


ブックマッチングしているか、これはしていないヴァージョン。

受付でMNDYに挨拶、GRYとJMに迎えられショールームで打ち合わせ。現場の進行状況、ディテール、サンプル制作などについてのディスカッション。倉庫に行ってスラブの状況確認もした。幾つかの白いスラブ、ペンタリコン・ダークに赤い筋が入っているのを確認し、それを避けるように石のカットを進めるよう指示。また緑色のVERDE LAGUNAのスラブも確認。こちらも同様に筋が見られるが、こちらはスカーティング仕様なので問題ないという結論に至る。巨大な30mmのスラブも確認、クライアント変えたいと希望するバスタブのサラウンドに対応できるかを実測する。100mm程余裕があったので胸を撫で下ろす。問題はブックマッチングしているはずのスラブが、グレイン(GRAINは直訳すると木目)がどうも合わない。話し合った結果、解決方法の1つに、左右対称にレイアウトするのではなく、板のグレインそのものを見せるようなアシンメトリーのレイアウトにすればどうかというものだったが、これは事務所に持ち帰って実験してみるほかないということでも合致。11時頃にお邪魔する。

SNの車でロンドンにとんぼ返り。途中事務所の近くの建築のアンティークショップRETROUVIUSへ。倉庫のような家の中に入ると、デザイン・質共にいいものがところ狭しと置かれている。これらのアンティークを使った実際の建築プロジェクトなどもあるようだ。色々と物色しいい物品を眺めた。


変わったドアベル。引いたら紐らしきが出てきて、引き戻される。


RETROUVIUS RECLAMATION AND DESIGNのウェブページ1


RETROUVIUS RECLAMATION AND DESIGNのウェブページ2
いずれの画像も、http://www.retrouvius.com/より


昼過ぎに事務所に戻り図面に向かう。図面、模型の行ったり来たりをして、20時半まで。夜はセンターでHOTTA氏とITKちゃんに会った。スタバでしばらく談話する。2人と別れた後はどこで食事をしよかとしばらく迷った挙句、、バーガーキングを選んでしまった。1人モクモクとハンバーガーを頬張った。
恐らく1年ぶりに食べるバーガーキングじゃなかったろうか。夜はKUBO-Cとスカイプ。事務所の人達とボーリングに行ったようで元気満タンであった。いいことだ。