JAPANESE WORKFORCE


いつだったか地下鉄の広告にふと目をやるとTHE TIMESのものだった。何て書いてあるか。簡略して翻訳すると。

「すでに日本の労働力には25万体を超えるロボットが含まれている。テクノロジーは急速に私達の生活と仕事の仕方を変えている。それ故、我々THE TIMESは科学、生命そして地球に注目している唯一の新聞社なのである。」(この翻訳にいたるまでかなりかかった)

言語学のT.S君のヘルプを経てとりあえずこういう翻訳になった。
しかし彼は、、、
『thats' whyは、一般に、「その前の文の内容が、その後ろの文の内容の理由になっている」ということを示す表現だと思うんだ。ここで、後ろの文は「THE TIMESは…な唯一の新聞社である」という内容だよね?でも、前の文の内容は、「唯一の新聞社である」という内容を導きだすための理由にはなっていない気がするなあ。つまり、"that's why"という表現を使っておきながら、その前後の文の内容に因果関係が無いんじゃないかな。。。』と悩んでました。

しっくりとくる翻訳には至っていないが、まあ仕方ない。また、翻訳しなかったが最後の一文「Be part of the times」これも二重のヒネリが必要な気がして訳す努力もしなかった。それ程になんだか気を使う文章だった。THE TIMES、なんせ言葉を扱うプロの広告だから簡単に訳してしまうとちょっと恐れ多い、ような。

それはそうと、この広告がメインじゃない。この広告からふと思い出した風景があったのだ。
富士山と黄色い屋根。なんのことかお分かりだろうか。おそらく知っている人はかなり少ないだろう。富士山の麓にFANUCファナックという産業用ロボットを生産する会社がある。「工作機械用CNC装置世界首位、国内シェア7割、多関節ロボット国内首位」(ウィキ)と、絶対的だ。ソニーや、任天堂ほかと違い決して表には出てこないだろう。しかしものすごい影響力だ。本社が富士山の麓にあり建物、ロボット、作業着、ウェブサイトなどなどすべてが黄色。イエローなのだ。FANUCの動画を是非みてほしい↓

ロボットの労働力、25万人を超える。衝撃的な数値だ、と僕は思ったがどうだろうか。技術革新でロボットが対処できる領域が増えていくことで人間の仕事領域が減っていくのだろうか。気になるところだ。

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