Outrace by Kram / Weisshaar

先週末はオープンハウスというイベントが開かれ、これは年に1度だけなのだ。毎年当たり前の様に参加していたけれども今年は最強に体が怠かったので2日間ともに完全にオフにしてしまった。別に後悔していないけれども行けなかったのは残念だ。なので、ある意味リベンジで、ロンドンデザインフェスティバルのイベント(インスタレーション)に、水曜夜仕事が終わってから足を運んでみた。Kram / Weisshaarというスウェーデンのグループで、建築やアート、オブジェ、インスタ、ファーニチャーなど兎に角何でもやる人達だ。「OUTRACE / アウトレース」はアウディの工場で車を生産する産業ロボットを持って来て、投稿されたメッセージを光りの軌跡で表現するというインスタレーションだ。映像を見てもらえば解るだろう。LEDライトによって描き出される文字はカメラの露光時間を長くして撮影した時にだけ画像に現れる。如何なるメッセージかはとりあえず、ロボットの土台に設置されたプロジェクションで確認できるが、インスタントにそのロボットの動作から推測するのは難しい。産業ロボットの俊敏でスムーズな無駄の無い最適化されたムーブメント、機械音がよかった。こういうシステム制御技術が何よりも重要なものを見ると必ずノーバート・ウィーナーのサイバネティックスを思い出す。

ところで日本の産業ロボットだろうか。日本製だったら、きっと最強のファナックだな。でも黄色くないからファナックじゃないんだろうな。富士山の麓にあるファナック。一度で良いからファナックの工場見学ができるなら是非行ってみたい。


仕事終わり、TZ-7で撮影してみた。

http://www.outrace.org/