ノルウェー、ベルゲン旅行03

午前7時過ぎに起床、身支度をして港へ向けて出発。8時半頃到着、9時前のROSENDAL行きの高速船に乗船する。船の中で朝食を食べる。フィヨルドと群島、シンプルでカラフルな家々が作り出す景色が美しい。2時間ほどの乗船で、ROSENDALに到着。船を降りたところで本日お世話になるインストラクターにお会いする。今日はカヤックと氷河の上を歩くのである。僕たち以外に集まった6名の参加者とも挨拶し、早速カヤック氷河ハイクスタート。地図を目の前に本日のスケジュール、カヤックとハイクが行われる位置と地理関係の説明、危険なことをやる事に対するリスクを理解する誓願書に署名、安全確認の重要性などを確認し車で出発。

映画に出てくるような大自然の中を車は進む。約40分ほどの運転でかなり標高の高い位置にある湖に到着。遠くに巨大な氷河が見え、湖には所々に氷山が浮かんでいる。到着後完全防水のカヤックスーツに着替えて完全装備で2人用のカヤックに乗る。KUBO-Cが前で僕は後ろ。前の人がスピードを調整し僕がペダルで微妙な方向を確認する役目。最初はなかなか慣れなかったけれども、しばらくしてコントロールの仕方が身についてきた。壮大なフィヨルドの風景に氷河と氷山があり、圧巻。湖を進み徐々に氷河が大きくなっていく。途中大きな岩に1970年という表記がしてあり、それがその年代の氷河の位置を示していると教わる。氷河の位置は温暖化に伴い、溶けてしまい急激に後退しており、今でも続いているという。

氷河の近くの岩場にカヤックをつけ、岩場で15分ほどのランチタイム。インストラクターが用意してくれたサンドイッチを氷河を眺めながら食べる。静か。氷が溶け湖に流れ込んでいる音が所々でする。時々小さな塊が落ちて大きな音を出す。昼食後、氷河を歩くための装備を着用する。その時巨大な氷の塊が落下、大きな音をたて崩れ落ち湖に落下した。インストラクターも初めて見る光景だと言っていたので貴重な体験であった。装備完了後、氷山の上を歩行、お互いをロープで連結し、足の裏には金属製の爪がついたアイゼン、右手にはピッケルを装備。インストラクターが歩行しやすい場所を確認しながら、ゆっくりと進む。色々な形の氷河に上を歩く。深い割れ目/クレバスを覗き込んだり、氷河に成り立ちと様々な氷の種類などを教わる。色んな場所を歩き氷河の歩行終了。その後再びカヤックで元来たルートを通りもどった。帰りはカヤックになれたのでより景色を楽しんだりできた。

カヤック終了後着替えて解散。僕たちは一緒に参加したカナダ人のカップルの車に乗せてもらい、ROSENDALの港まで送ってもらった。駐車場で解散し僕とKUBO-Cはフェリー乗り場で高速船に乗る。帰りはOSという街に到着後、バスに乗ってベルゲンまで戻って来た。

ベルゲンに到着した後、フィッシュマーケットで食事をしてフラットに戻った。熱いシャワーを浴びて2人共すぐさまベッドに倒れこむ。船からの景色や氷河と湖、道中の大自然と移動した距離のことを考えながら眠る。


カヤックで氷河を目指す。


氷河のアップ、これから氷河ハイク。