シチリア7日目

午前9時頃起床、起床後朝食を買いに皆で外に出る。近くのコーヒースタンでエスプレッソ、スーパーと小さなパン屋さんで水とパンを買ってアパートに持って帰り朝食。朝食を食べた後準備をして観光開始。昨晩パレルモに到着したばかりだけれども今日は車で内陸へ。TIYM氏の運転、ぼくは助手席でナビ。混雑するPALERMOを南に抜け、南西の田舎へ。山を登り、草原の広がる内陸を車で走る。風景が美しい。約1時間半の運転で、目的地のCRETTO DI BURRIへ。1968年の地震によってある小さな町が壊滅した。その町を記憶、追悼するランドスケープアートをみにやってきた。うねる道を車は走り、突然山の斜面にコンクリートで作られた町のフットプリントらしきがみえてきた。近くの駐車場に車を停め早速コンクリートで形成された山の斜面を散策する。自分の背丈よりも少し低い高さでコンクリートは打設されている。各々のコンクリートはおそらく以前存在した町の区画を表しており、町の路地を歩いているようだった。山の頂上から壮大な景色を眺めた。アートワークを見た後は、再び車に乗って移動を始める。目指すはNUOVA GIBELLINAという町。NUOVA GIBELLINAは地震で崩壊した町に住んでいた住人を移住させるために新たに都市計画された町である。その町は建築家が関わり、町のいたるところに明らかに風変わりな、建築家によって設計されたと思われる建築が建てられている。 周辺の古い町に見られるヴァナキュラーな建築とは違う。30分ほどの運転でNUOVA GIBELLINAという町に到着する。KUBO-CとTKYM氏は以前この町にきたことがあるのですでに知っていたのだが、この町は新しい都市計画としては失敗であると言われているようだ。たしかに建築家によって設計された建築は美術館であれ、プラザであれ、公共的な機能のものはほとんどが閉鎖され廃墟と化していた。寂しげな町だった。昼ご飯を食べた小さなバーでは町の人が数人集まっていて、英語でコミュニケーションをとってくれて親切に対応してくれた。親切で明るかった。昼ごはんを食べた後は町を歩いた。公共施設はGOOGLE MAPからの情報だとオープンしており綺麗な建物の写真が掲載されている。しかしながら実際は閉鎖・放置され廃墟とかしていた。夕日が当たり一層寂しさが漂っている。夕方日の入り時間に夕日を見てPALERMOに向けて出発した。再び1時間半の車での移動。PALERMOのアパートには18時半頃に到着した。部屋で休憩した後、夕食を食べに皆で外出。日中マーケットで賑わう通りに近いレストランで食事をする。肉・魚料理共に充実したカジュアルなレストラン、僕はクラムチャウダー(トマトベース)とウニのスパゲッティ、それとKUBO-CとTRIO MEAT(肉の盛り合わせ)を食べた。とても美味しくて本日も腹一杯食べた。皆満足してアパートに戻る。グダグダとシャワーを浴びてから寝る準備をして眠った。


CRETTO DI BURRI


夕食@TRATTORIA SUPRA