午前10時に目が覚める。昨晩は遅くまで読書とLIFE IN THE UK TESTのテスト勉強をしていた。山本兼一著の「火天の城」は11月末に日本に帰国した際に購入した本の1つで昨晩読み終わった。信長の安土城築城を総棟梁の岡部又右衛門に視点を当て描かれた小説、時代背景は異なれど設計する側として共感する事も多くワクワクしながら一気に読めた。LIFE IN THE UK TESTは薔薇戦争を経てチューダー朝に入る中世の時代を勉強中だ。

午前中コーヒーを飲んだ後直ちに昼食の準備にとりかかる。昨日はALBRT夫妻に壮大なるクリスマス・ランチをご馳走になったのでそのお返し。僕もALBRT夫妻と同じく2日前にカレーの仕込みに入った。複雑でも何でもないのだけれども、MORRISONSに沢山あるジャガイモの種類から正しい物を選んで、時間をかけて玉ねぎを炒め、じっくりと煮込みながらいろんな調味料を後から付け足して味の微調整を繰り返して作った。直前にはナス炒めてカレーに入れ30分煮込み、その上にアスパラとパルメジャーノを削り、ピクルスをのせて完成。サラダも作った。12時に夫妻への接待開始。何度も美味しいといって食べてもらった。1時間ばかりのランチは大成功。自分の設計した建築を誰かに見てもらうのと同じ程に、自分の作ったものを誰かに食べてもらうのは緊張する。身体に吸収されるからなおさら。

15時前にARY夫妻のフラットに到着。今日は忘年会である。みなで持ち寄って買い出しをしてすきやき鍋と白湯スープの鍋を食べた。食事の前には羊羹とお茶をいただき、ARY氏よりNZプロジェクトに関する近況報告、その後買い出しにいって食材を購入。前菜には胡麻豆腐や昆布巻き、サラダをいただく。野菜をざっくりと切る手伝いをした後にARY婦人にすき焼きを作ってもらう。みなでがっついて食べた。2度めもすきやき、そして3度目にパイタンスープの鍋に移行した。薄切りの豚肉が入ってダシが出て美味しい。4度目には鶏肉も入る。もぐもぐと食べて腹一杯になる。皆はビール、ワインを飲み、最後はTKYM氏の故郷から「獺祭」という日本酒をいただく。少しいただいたが下戸である僕でもフルーティーで飲みやすく、水のように飲めた。食後は皆で持ち寄った甘味をいただく。NHYGさんはお手製のアーモンドチョコレート、僕は日本でウエチからいただいたDIY最中製作キットを持参。TKYM氏とCEMさんに8つの最中をマニュファクチュアしていただいた。チョコレートも最中もうまい。食後は建築や、映画、天文学など色んな話に華がさいて気がつけば26時になってしまう。

お開きした後はTKYM氏と近くに住むCEMさんの家の前まで送る。CEMさんは28日に日本に帰国されるのでここでお別れする。また日本かロンドンで会いましょうといって別れた。TKYM氏とタクシーを拾って帰宅。シャワーを浴びただいまブログを執筆中、3時20分である。そろそろ眠る予定。