TKYM氏誕生日、風立ちぬ

午前8時頃に目が覚めたが、再び眠り10時過ぎに起床する。

朝食を作っている最中にARY氏とTKYM氏のメッセージに気が付く。ハムステッド・ヒース散策をするようなので僕も参加する事に。少し急いで朝食を食べ掃除をし終えてから身支度を整えて外出。13時頃にGOLDERS GREENに到着し、バスに乗ってKENWOOD HOUSEへ。ARY夫妻、TKYM氏と合流しお茶をする。改修がすんで間もないKENWOOD HOUSEの内部も見学した。内覧している間に大雨が降り始めた。色んな絵画を観ながら雨宿りをする。15時前に一度雨があがったのでバスに乗ってHAMPSTEADの駅方面へ。途中下車して徒歩で駅まで向かう。先ほどの大雨はどこへやら空が晴れ渡る。

散歩した後駅近くのLOUIS PATISSERIEへ。ケーキとお茶を食べながらしばし歓談。16時過ぎにARY夫妻と別れ、僕とTKYM氏は目の前のEVERYMAN CINEMAヘ向かい映画「THE WINDOW RISES / 風立ちぬ」を鑑賞する。日本から遅れることどれくらいだろうか、英国では昨日からようやく公開された。今更日本語で説明する必要など全くない宮粼駿監督最新作、こちらでも最終作品 / FAREWELL FILMとして今までにないほど、センターの地下鉄広告や新聞記事にて大々的に告知されている。公開週間前にはBFIではSTUDIO GHIBLI WEEKとして今までの作品が数日限定で一挙上映されたりしておりイギリスでの宮粼駿監督の注目度の高さがうかがい知れる。16時20分より放映。さらっと感想を述べるのが難しいが個人的にファンタジーとノン・フィクションの掛け合わせのバランスがよかった。「ポニョ」や「ハウル」などの完全なるファンタジーから脱して、よりリアリティみたいなものを感じて今までのジブリ作品の中でも強い印象を受けた。公開したばかりなのでこれからイギリス国内での評価が明らかになっていくと思われるがそれがとても気になる。本編前の広告に「FROZEN / アナと雪の女王」が流れたが、アメリカの2013年アカデミー長編アニメ映画賞には「FROZEN」が選ばれ「THE WIND RISES」はノミネートにとどまった。英国が、ZERO FIGHTERの設計者のストーリーというセンシティブな側面とアニメーションのクオリティ自体をどういうバランスで評価するのか興味深い。

映画鑑賞を終えた後、地下鉄に乗ってセンターへ。実は今日はTKYM氏の誕生日なので、なにか美味しいもの食べてお祝いしようと町中でレストランを捜す。しばらく歩いてレストランPOLPETTOを発見。TKYM氏の事務所の目と鼻の先にある最近ロンドンの別の所から引っ越ししてきたヴェネチアンスタイルの料理を出す、レストランである。小さな小皿を何皿か頼みいただくスタイルでスペインで云うタパスバーのような感覚だった。牛のすね肉のパスタ、クラブパスタ、トマト、ピスタチオのグリーンサラダを頼み、カウンターに座って食事。さっき観たばかりの「風立ちぬ」についての会話をしたり、建築の話をしたり。食事も美味しくとても満足だった。ロンドンでもこれほど美味しいパスタが食べられるのかあと関心。いいところを見つけたので、是非またきてみたい。食後、バスで帰宅。風が強い。


春、花が咲き出した。前来た時はまだつぼみすら付けてなかった。


KENWOOD HOUSE近くの場所からセンターを一望できるところがある、、、のは今日はじめて知った。PARLIAMENT HILLよりもよい景色である。


LOUIS PATISSERIEでお茶。


POLPETTOで、TKYM氏と食事。小さめの小皿をいくつか注文してちょびちょび食べる。


店構えもヴェネチアンスタイルのようだ。こざっぱりとして好印象のSHOP FRONT