MANDARIN ORIENTAL

ホテル巡りはその後BVLGARIを訪問、最後にはKNIGHTSBRIDGE HOTELへ。個人的な乾燥として最後のKNIGHTSBRIDGE HOTELは小さなホテルだが内装が凝っていてい良かった。個人旅行者に是非オススメした。夕食はMANDARI ORIENTALのDINNER BY HESTON BLUMENTHALへ。ヘストン・ブルメンタール。K氏のお知り合い、あるいは部下といっていいのだろうか、が働いているレストラン。レストランに入ると直ちに我々に対する対応が違う事を認識。このレストランは世界でも注目されているレストランらしい。シェフ、ヘストン・ブルメンタールは「何年もかけ美食の歴史を徹底的に調査し、食物史学者と意見を交換し、アイディアを求めて英国図書館で何時間も過ご」したとのこと。「 その結果、世界中の料理評論家、シェフ、お客さまから一様に高い評価を得るメニューが誕生した」のだとか。メニューを見るとそれぞれのメニューに年代が書かれている。16世紀のレシピが使われているのだ。つまりそれぞれのメニューには参考文献的なものが存在し、シェフがオリジナルを現代風にアレンジして作った料理なのである。

それぞれのメニューに関しての感想と分析を書きはじめたら長くなるので、総括。文句なしに美味しいのは云うまでもない。ウェイターの接客は丁寧で気が利くしスマートである。僕はアルコールは飲まないけれども、皆シャンパン、ワイン美味しかったとの事。デザートには僕はAUTUM TART / 秋のタルトを食べたが、TKYM使途MKKさんはアイスクリームをその場で作ってもらって食べていた。液体窒素を使ってつくるパフォーマンスもよかった。手を動かしながら完璧な説明をこなし、順番を間違えず丁寧にアイスクリームつくり上げるウェイターのレディーは凄かった。そういえば、最後に出てきたデザートのメニューと共にお茶のメニューが出てきたのだが、「GYOKURO GREEN TEA, UJI JAPAN」と載っていた。1杯£14で2番めに高級なお茶だった。ここで宇治茶に出会うとは予想していなかった。説明書きは「SWEET, SOFT AND ACCESSIBLE WITH SUPPLE, VELVETY TEXURES. NOURISHING PEA-CREAM FLAVOURS WITH UMAMI COMPLEXITIES」。ううむ僕は宇治出身なので美味しい玉露は持ってきているがなかなかVELVETYとかUMAMI COMPLETIXITESは感じていない。修行が足りないな。よし家でもっと味わって飲んでみよう。

食事が終わると「では準備はよろしいですか。キッチンへ参りましょう」と、、、何と数十人が働くキッチンの中を特別に案内してもらった。大混雑するキッチンの中で大急ぎで料理を運ぶ料理人を避けながら大きな声で説明してれくた。あちらは肉料理、魚料理とつくる場所が決まっているようだ。スターターに出てきたMANDARINE / みかんの形を模したフォアグラの料理の作り方も教えてくれた。実際に制作途中のものを手にとって触らせてくれたりと恐縮する。さすがK氏の人徳である。特別な経験が出来た。

23時頃に食事を終える。K氏には、わざわざ地球の裏側から我々のプレゼンテーションを聞きに来てくれたことに対するお礼を言って解散。明日の夕方にNZに帰国される。無事に帰国していただきたい。TKYM氏とタクシー割り勘で帰宅。さて明日からまた1週間頑張ろう。


MEAT FRUIT (C.1500)、みかんに見えるものは、実はフォアグラである。MANDARIN / みかんとかけてあるのだ。


僕がいただいたメインはBLACK FOOT PORK CHOP (C.1820)。とても美味しかった。切ると中身はピンク色。オーダーする時にお肉はピンク色をしておりますと事前に説明してくれていた。