COVENT GARDEN, RULES

5月5日、土曜日。

昨日は夜中の3時頃まで起きていた。眠りについて目覚めてみると7時半。もう2度寝してみようと試みるも無理だったので起床。掃除洗濯を済ませ正午を少し過ぎてからセンターへ。COVENT GARDENのMISHKIN'Sでコーヒーを飲みながらミッキーを待つ。15時過ぎにミッキーが到着、ソルトビーフサンドをお勧めする。しばらくしてMEIMEI現る。

H師を駅でピックアップしショップをいくつかまわる。KUBO-Cも合流し更にまわる。色んなショップをまわって印象的だったのはUNITED NUDEというシューズショップ(上)。建築家のREM D KOOLHAASとSHOE MAKERのGALAHAD CLARK、靴のブランドであるCLARKSの創業者の2人が創業したブランドの店だった。レムクールハースではなくて、レム・D・クールハースであることに注意してほしい。つまりレム・クールハースの従兄弟であるらしい。珍しいから入ってみて靴を眺めてみるもなかなか自分の好みとは合わなそうであった。靴のデザインのところどころに建築的な要素が盛り込まれている。

最終的にH師が靴1足を購入。僕とKUBO-Cは共にそこで皆と別れてCOVENT GARDENへ。RULESへ。予約した19時前に着。KOMI夫妻と待ち合わせて合計4人になってから、レストランの中へ。「ドレスコードの指定はないけれども、NO SHORTS、スマートで」との指定があるので4人とも今日はスマートである。

4人テーブルに案内されメニューをチェックし、いくつかお勧めのディシュを聞いてみる。スープやサラダを頼み、メインは僕とコミさんはRIB OF BEEF ON THE BONE FOR TWO (850G)、他の2皿はFILLET OF VENISON、とSTEAK & KIDNEY PIE OR PUDDING。3人はそれに合う軽めの赤ワインをチョイスしていた。前菜もメインもよかった。RIB OF BEEFは2人の大食いである僕とコミさんで対面したものの、2人分とは思えない量がありとても満足だった。PUDDINGはELDERFLOWERのゼリーとCLOTTED CREAM ICE CREAMを4人で分けた。さっぱりとして肉料理の後には口直しにもってこい。甘み控えめで香りもよく、楽しめた。

内装はJOHN SOAN MUSEUMのテイストに似ている。彫刻や、建築の部位が収集されている変わりに、壁全体には人の全体像を描いたポートレートが丁寧にレイアウトされている。JOHN SOAN MUSEUMよりはフラットな印象を受けるが、レストランだとそれくらいが良さそうだ。目に気が奪われても仕方が無い。

EST1798。215年の老舗レストランだ。創業した当時から変わらないメニューなどあるのだろうかと話し合いながらいただく。200年前、想像するに難しくないのは食材調達や管理が困難であった事。そんな時代に色んな食材が各地から収集され、きっと地下の調理場はNATIONAL GALLERYやTATE BRITAINに飾られている食材の静物画のような空間になっているのだ。それらは実に原始的な(こみさんの形容)調理法(ロースト)によってつくられている。単純な製法だからこそ、ずっと継続してきた伝統的な料理の様に思えてくる。沢山の絵画に囲まれながらそういうシンプル(焼いただけ)だけどPROFOUNDな料理を食べる、、実に贅沢な体験だなあと胃も心も満たされる。

雨。CHARING CROSSまで徒歩。23時頃にはフラットに到着。

COVENT GARDEN, RULES
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