渋川春海、読み終わる

3月6日、火曜日。

早めに起きて現場へ。チューブを乗り継いで9時過ぎ現場に到着する。構造エンジニア、現場監督と全体を歩き回り現状を把握、修正する箇所を確認して付けてメモを取る。事務所に戻ってすぐにメカニカルエンジニアと打ち合わせ。空調ダクトのレイアウト打ち合わせ。構造が複雑なので、断面積は一定にしながら断面形状を変化させながら構造を縫う様にして配管してもらう必要がある。その為の3Dモデルと図面を並べて理解してもらう。ふうー疲れる、仕事がたくさん増えた。頑張るか。

夕食を食べた後「天地明察」、冲方丁著を読了する。江戸時代に行きた棋士、天文暦学者である渋川春海をおった時代小説だ。22年をかけて臨んだ改暦のストーリだ。渋川春海の苦労とくらべると、僕の「ふう」は軽くていけないな。貞亨元年10月29日、霊元天皇の詔によって春海が完成させた大和暦が発布された時、(勝った)と春海は静かに瞑目した。そこで出る「ふう、疲れた」でなくてはいけないのだけれど。比較したところで、天と地を相手にした渋川春海は巨大すぎる。

天地明察

天地明察