僕が住んでいる場所よりも北東、バスで数十分のところ、TOTTENHAM HALEに住む１人の男性 MARK DUGGANが警察に射殺され、それを引き金に大規模なRIOT / 暴動が起こった。警察と若者が衝突し、バスやいくつかの建物が炎に包まれた。その日の内に事態は収拾するかと思われたが、クラパム、ブリクストンやクロイドン、バーミンガムなどにも暴動が飛び火している。カムデンの駅周辺ではパトカーや消防車、救急車がいったりきたりしている。店は夕方前に閉まっていた（写真）。若者がモバイルやツイッター、フェイスブックなどを経由して結集、火炎瓶や鉄パイプなどを振り回し、街を荒らしている。映像には廃墟と化した街が映っている。バーミンガムで店のガラスを割って、商品を群がりながらLOOTING / 略奪する若者達の映像は酷かった。
射殺された男性MARK DUGGANのFACEBOOKページはまだ生きており、だれかによって動かされている。本の数分前、「このページをマークの家族の誰かに引き渡したい。だから名乗り出てほしい。これから何をすべきかは彼らが決める」という投稿がされた。後数分で引き渡しが終了するようだ。リンク切れは近い↓。
http://www.facebook.com/pages/RIP-Mark-Duggan/200659976657547
ブリティッシュティーンが所持しているモバイルの大半（３７％）はBLACKBERRY HANDSETであるそうだ。通称BBM、BLACKBERRY MESSENGERはONE to MANY / １人から大多数へのメッセージ投稿が可能でそのネットワークを使用して、瞬時に多くのRIOTSを鼓舞する若者達が集ったようだ。BBMは瞬発的で、しかも無料。一般的なSMSよりも圧倒的にシェアが広い。そしてBBMはツィッターやFACEBOOKとは違い、関係当局から追尾されない（できない）のだそうだ。
http://www.guardian.co.uk/media/2011/aug/08/london-riots-facebook-twitter-blackberry?intcmp=239
実に現代的、中東の連鎖的革命と類似した発生の仕方だ。
