日帰りオクスフォード(牛津)その2

オールドパルソナージュを後にして、パブへ。僕はアルコール飲めないから他の人達は地元のエールや変わった物を飲んでいた。T君なんか、わざわざ裏庭にまでまわって池の水を汲んで来たかのような、緑色のビールを飲んでいた。「藻が香ばしいよ」という名言を残された(もう4日だがエープリル・フール。でも緑色のビールは本当だ)。
17時前ST.GEORGE CHAPELオクスフォードで最も古い建物の中でのジャズ演奏。このイースターを通してオクスフォードではジャズフェスティバルが開催されているのだ。もともとそれが目的でやって来たのだ。シティー的なジャズだった。チャペルでの音響の善し悪しがいまいち解らなかった。平面の十字架のほぼ真ん中で演奏していたので、音が後ろの空洞にもっていかれているような印象を僕は受けた。また室内が少し明るすぎた気もした。サマータイムになってから日が長くなり、ステンドグラスから日光が夕方でもまだ入っていた。また人工照明も、もう少し暗くても良かったかもしれない。音の拡散と明るさが故に、シティー的なジャズとマッチするのかもしれない。もっと天井が低く、手元が見えないくらい薄暗く、熱気で湿気のある空気をおもい描いていたので、それはまた違うのかもしれない。でも総合的に良かったし、好きだった。
演奏後、パブで皆で食事。パイが美味しかった。21時の電車に乗り、22時パディングトンに到着、更に22時半過にはフラットに到着。オクスフォードは実に近いのだ。いつでもいける。楽しい日帰り旅行だった。


演奏する人の手元にどうも目がいく。音が作られるまさにその場所、演奏家の手元の空気の振動は非常に複雑だ。