CURTAIN WALL 1 SYSTEMか、あるいはWALL, WINDOW 2 SYSTEMか

午前8時過ぎ起床、バナナ、アプリコットを切ってヨーグルトにいれて朝食。出勤、今日もいい天気、2015年で今のところ最も気持ちのいい時季、になるかもしれない。

9時半到着コーヒーを入れて仕事を開始する。ペントハウスのディテール修正。CODE FOR SUSTAINABLE HOMESで要求されている断熱性能やNHBC関連(住宅の保険っていえばいいのかな)での防火パフォーマンスでここ数日色んな議論がされている。もしかしたらカーテンウォールになるかもしれないし、現在のディテールのまま壁と窓のコンビネーションになるかもしれない。設備エンジニアのSAP CALCULATIONのエナジーモデルの結果によってこれは決定するので、待つのみ。

エンジニアからの解答を待つのと同時に、我々建築家サイドも色々と考えている。今のところ、カーテンウォールという答えを選ぶと窓も壁も1つのクラディングシステムで納められるので、価格的には安く収まるし、施工不備を起こすリスクも低くできる。ただこれは現在のSAP MODELだと断熱性能が低くなるという結果がすでにわかっているので設備エンジニアがSAP MODELをいじって「ノー」といえば「ノー」である。カーテンウォールではなくて、一般的な「SOLID WALL / 壁」と「WINDOW /窓」として建築を考えた場合どうなるか、この場合、たしかY -VALUEが関係してくる。U-VALUEは日本語で熱貫流率(W/M2K)だろうか、Y-VALUEは日本語ではなんていうのかわからない。ただSAP CALCULATIONの中にでてくる壁と窓とか異なったタイプのディテールがぶつかり合う接合部分でのHEAT LOSSに関する値である。設備エンジニアのSAP CALCULATION内でのこの値の設定がキーになっているようだ。「0.15」という値が基本になっていて、認可されているディテールの場合「0.08」という値を使用してよいのだとか。色々とあるのだけれども、まだ熟知していない。U-VALUE、Y-VALUE、そして太陽熱によってもたらされる温度上昇に関してはG-VALUEってのもあるからまだまだ勉強し足りないな。まあそれはそうと、この「壁」と「窓」という2つのクラディングシステムを利用して設計すると(今のところ我々の図面は「壁」・「窓」で描かれている)、壁部分における断熱性能があがり、全体の平均値がカーテンウォールより良くなるからCODE FOR SUSTAINABLE HOMESにしたら良い解答になる、しかしながらサブコンにしたら接合部分が複雑、かつ窓と壁がでたり入ったりして凸凹なファサードデザインになっているので、全てのディテールがUNIQUE / 唯一になって図面の数が増える。それに施工不備が出るリスクが高くなる。

さてどっちになるのかな。

ランチはCPDにて勉強しながらサンドイッチのランチ。セメント系ボードの種類と多様性、といったところか。よく利用するCEMENTITIOUS BOARD, CALSIUM SILICATE BOARD, あるいはMAGNESIUM OXIDE BOARDなど、様々な建材ボードがマーケットにあふれているが一体どのボードを使えばいいのか、それを知りたい人にはもってこいのレクチャー。断熱性、防火性、防音性、耐水性、耐久性、あるいはBS、ENなどのスタンダード、認可されているテストなど幅広い知識を吸収する。勉強になった。

午後もディテール。CPDやエンジニア、コンサルタントからのインプットが沢山あるので知識が深まる、そうするとディテールも自ずと答えが出てくる。こういうデカいうプロジェクトは皆がHAPPYになる解答が求められる。針に穴を通すような作業だがこうやってディテールを詰めていくのも面白い。19時まで。

帰宅後冷蔵庫に残った余り物で炒飯をつくる。スモーク鯖一切れをほぐして、玉ねぎと冷凍ソラマメを炒めて、それを卵とご飯を炒めた中に放り込んで完成。なかなか美味しかった。ワカメスープとサラダもつくる。夜はメール、動画、読書、など。24時過ぎブログをアップするかというところ。KUBO-CにもFACETIMEをしなきゃ。