三輪精舎訪問 @ ACTON TOWN

午前8時過ぎ起床。午前中はNZの提案を整理しながら過ごした。午後一番にフラットを出て近くのインターネットカフェにて印刷させてもらう。家のプリンターがインクが無くて印刷できなかったので仕方なく。電車に乗って皮脂のACTON TOWNへ。13時30頃に到着する。約束の14時待ち合わせには時間があるのでカフェにてサンドイッチとコーヒー。SHGくんに連絡して早めに来てもらい一緒にコーヒーを飲む。14時駅前に集合。TKYM氏、HDKさん先に到着していて挨拶。ARY夫妻到着し6名揃う。

本日はSHGくんが住んでいる三輪精舎(英語 THREE WHEELS TEMPLEと呼ばれる)という浄土真宗のお寺訪問の日なのである。福岡県の浄土真宗正行寺が本坊で、ARYさん、TKYM氏、僕が卒業したUCL(ロンドン大学)との交流が発端でロンドンに1994年に創建されたお寺なのである。SHGくんはそこで生活し朝早くに起きてお坊さんと同様の生活をしながら、僕の前の勤務先の設計事務所に務めているのだ。本日は特别にお寺の石庭が公開されることになったので、皆でお邪魔したのである。

最初に仏間に通していただき副住職のIさん(僕の父と全く同じ名前で驚いた)からお話をきいたあと、石庭へ。石庭はロンドン大学副総長のJOHN WHITE / ジョン・ホワイト教授が推進役となって建立されたとのことで、本日はご本人による濃密な解説も聞けた。さすがUCLのART HISTORIANの元ヘッド、面白いレクチャーを聞けた。大変な労力がかかった石庭で、使われている石材はカンブリアやスペイン、など英国やヨーロッパ各地から取り寄せられた石材に寄ってつくられているとの事。また庭師は京都の老舗造園業(創業は江戸末期)の「植熊」、5代目親方小河正行さんで本日も偶然京都からこられていて庭のメンテナンスをされていた。

庭を鑑賞した後、我々はNZのプロジェクトのミーティングのためにSHGくんの寝泊まりしている分棟の会議室へ移動。SHG君のフラットメイトであるAOKさんも加わってもらい丸テーブルを囲んで皆で案を出し合いながら議論。色んなアイデアがでて今後の方針が柔らかく決定した。今月末の週末に再びアイデアを持ち寄って集まることを約束する。SHG君のお部屋も見学させてもらった後、外へ。

大雨が降った後の石庭を再び見せてもらう。ご住職、副住職、副総長ジョン・ホワイトさん、庭師の小河さん、チーズ、日本酒、葉巻で打ち上げに皆で一緒に参加させてもらった。色んな話ができてとても有意義な時間をすごさせていただいた。雨後の石庭もまた格別。ロンドンにこんなところがあるなんて不思議である。ご住職は宇治にも住んで居られたことがあり、小河さんは京都からお越しなので色々と共通事項もあるなど不思議な出会いであった。20時半頃お暇させていただき駅近くのPIZZA屋さんでピザを食べながら皆で続きを。ワイワイと楽しむ。食後電車で帰宅。シャワーを浴びブログを更新し眠る予定。

そういえば朝KUBO-Cと連絡したところ、どうやら二級建築士の学科試験は無事通過できた様子。試験後に通っていた学校に戻り採点してもらい合格点よりも十分なくらい点数がとれていた事が返って来てから電話で告げられ、本人はホッとした様子。おめでたい。その調子で製図も通過してもらいたい。


え、日本?ってくらい日本。ACTON TOWN、三輪精舎の石庭である。


石庭を鑑賞しながらの打ち上げの風景。副総長のJW氏、親方OGW氏、ご住職、我々で楽しい夕方の時間。