CPDが有意義だった

午前8時過ぎ起床、ヨーグルトを食べて出勤。本日も晴れ。9時半到着、コーヒーを飲みながら仕事を開始。昨日に続く1:5の断・平面ディテールのシートに集中する。なかなか進まない。

ランチはCPDにて。本日の題材はARCHITEN LANDRILLによるTENSILE FABRIC ARCHITECTURE。膜構造の建築デザインコンサル、ディテーリング、そして施工までを一貫して請け負う企業である。レクチャーを行うJSNのプロフィールからはじまり、膜構造の種類、使用されるマテリアル、ディテール、模型でのエスキス方法、膜構造のエコなど、広く膜構造に関しての知識を蓄えることができた。ZAHA HADIDの近作であるSERPENTINE SACKLER GALLERYもARCHITEN LANDRILLによる作品である。どのような膜構造になっているのか具体的に知りたかったので、本日断面のディテールを知ることができてよかった。外側の膜と、内側の膜、それに内部には断熱材も入っていて、膜のサンドイッチ構造になっていた。ランチを食べながらいくつかのノートを取る。膜の素材はPVC POLYESTER、SILICON GLASSやPTFE GLASS, ETFE FOILなど様々。いずれも強度があり、光の透過率も高く、リサイクラブル、素材としての寿命も20年から25年と思った以上に長く、そして勿論、構造との兼ね合いもあるが自在な形を作り出せる。長所が多いのだけれども、問題点は雨音などの遮音性の低さのようだ。遮音性を確保するための特别な繊維を上からかぶせるようにするオプションもあるのだが、そうすると光の透過率が低くなるとか、メンテナンス上の不具合もでてくるようだ。最後にこれからの展望として、形態やマテリアル開発におけるBIOMIMICRY / バイオミミクリー(生物模倣)やNANOテクの応用、遮音性の改善などが挙げられた。有意義な1時間。


ヨットの接合部品を見せながらディテールの説明

午後は遅れているディテールシートに着手。集中して出せる能力の120%を出して(つもりで)立ち向かい18時までには何とか目処がついた。プログラムに遅れが出ないにしないといけない。18時45分までLUCAとADMと喋りながら過ごす。

帰宅後夕飯の支度。キャベツ、トマト、白玉ねぎのスパゲッティにしたのだが、ポルトガルイワシの缶詰があるのを思い出してパスタに放り込む。ケッパーの酸味とチーズの香りがいい。夜はWORLD CUP / ワールドカップ初戦、ブラジル対クロアチアを観戦。会場設営はどうやら間に合ったようす、少なくとも観客席の座席の取り付けはすんだようだった。KUBO-Cと日付が変わる頃、電話。