チーム再編

午前7時半起床、ヨーグルトとコーヒーの朝食をとり出勤。9時半。さて、昨日からの変化から、これから一体どうなるのだろうと疑わしく出勤。まずはじめに今まで座っていたワークステーションの位置を変更し、プロジェクトチームの一部になる。今までは仮のデスクで少し遠いところに座らされていたので、チーム内のディスカッションに入る機会が少なかったが、これからはど真ん中だ。デスクを移動した後、プロジェクト・チームの再編が行われる。

LUCA、TAK、KATの3名がCLADDING TEAMになる。LUCAはイタリア人のファサードシステムにたけた経験者、KATは、今日偶然発見したのだが僕の名前であるTAKを反対から読んだらそうなる。腕全体に迫力のある刺青が女の子である。この3名がクラディングチームである。チームの上には、プロジェクトを概観するDTとRFYがいる。加えて、SHEPPARD ROBSONの中でも特にファサードに関しての知識と経験が豊富なDKも参加してくれる。

クラディングチームは建築のファサードシステムを統括するチームである。我々のBARTS SQUAREプロジェクトは10以上もの建築が複雑に入り組んでいる。通常、1つの建築(オフィスビル)には1つのファサードシステムをつかって4面を覆うものであるが、BARTS SQUAREは周辺の歴史的コンテクストが重要視される場所に位置しているため、1つの建築でもそれぞれの面に対して異なったファサードを持っている。それが10つもあるのでかなり多くのファサードシステムが必要になってくる。そしてそれらは物理的に接触しあっているので、当たり前だが全体的な(ファサードのマテリアル、床レベル、モジュール、設備、構造など)統合が必要になってくる。

チーム再編のはじまりとしてまず今までの経緯とそれぞれが知っている情報を交換し合う。ランチをはさみミーティングを継続、16時よりファサードシステムのプロ、J & T社のコマーシャル・ディレクターのPTRが来社。クラディングチーム3名とPTRの合計4名でミーティング。各々の建築のレビューと問題点の確認。これから6ヶ月は所謂RIBAの定義するSTAGE Dに値する期間で、STAGE Cで準備したコンセプトデザインをより細かなスケールで眺め、具現化に向けてすすめていく。

10程の建築、複数のファサードシステム。ガラス、レンガ、ステンレス・スチール、テラコッタ、木、鉛、既存ファサードの保存、考えられるファサードのマテリアルがほとんど入っている。これらを3人で6ヶ月かけて仕上げれば、ファサードシステムに関しては結構な経験ができるはずだ、、、とLUCAと話しながら本日の仕事は19時前に終了。

夜は家でスパゲティ、塩を入れすぎたのか少し塩辛った。