SHARI大アップデート会
10月12日、土曜日。
午前7時半に目覚める。週末に限って目覚めが良い。ただ最近は気温がぐっと下がってきたので布団から出にくい。トイレに行って二度寝することにした。9時半起床。朝食を作り身支度を整えてから13時頃に外出。
KUBO-Cの靴の修理が終わったらしいので回収しに修理屋さんに赴くも、かかと部分のレザーが剥がれてしまっていたようでもう少し時間が必要だとのこと。1時間くれれば修理するとの事だったが今日に限っては遅刻できないので後日改めて回収することになる。
14時過ぎHCLA、コミさんの事務所へ。続々と人が集まる。今日はいつものSHARIとは違い、大アップデート会と称してメンバーの最近のアップデートを共有する会となる。
KIGくんの駐車場のプロジェクト紹介、HRKくんの卒業制作、ITO君の卒業制作、ITO氏2のエキシビションの説明、MYさんのRE.WORKの紹介、OKZK君のT-SA WORKSHOPでの成果物の紹介、TKYM氏のライトハウスプロジェクトの紹介、コミさんのミュンヘンなんてどこ吹く風。
そして数日前に優秀賞を受賞したUNIVERSAL HOME / ユニバーサルホームデザインコンペ2013、「育てる家・育っていく家」に提出された提案がHOTTA氏、コミさん、ARY氏、FRSCより発表される。今回のコンペには僕は参加しなかったが、ある程度内容は知っていた。提出されたA2プレゼンボードは今回はじめてしっかりと眺めた。
提案は「TUNE HOUSE」。ダブルスキンの住宅。僕なりに分析すると、第1のスキンはマテリアルの特製を活かしたセミオートマチックに呼吸する被膜、第2のスキンは住む人間によってマニュアルに近い形式で開閉されるという構造。第1スキンの外は完全なる屋外空間 / パブリック。第1と2のスキンに囲まれた空間がバッファゾーン / セミ・パブリック。そして第2のスキンの内部が住むためのプライベート空間となっている。このバッファゾーン内において住居ユニットの増減がコントロールされることになっている。つまり外環境が第1スキンによって半自動的に制御され、バッファゾーンをつくり、その内部では更に住居数やより細かな空気環境の調整ができる、という色んなTUNE / 調整を可能にするのがこの提案のようである。上記メンバーの得意とするところが全面にでている案である。
A2サイズのパネルはそれを説明するテキストと図解でびっしりと埋めつくされている。空気の流れをシミュレーションし解析した図、時間軸を考慮した住まい方の変遷、素材のディテールなど、盛りだくさんの情報で埋めつくされている。
今日の議論にも上がったが、建築設計に関わるプロがある程度時間をかけてじっくりと眺めてくれれば何となく趣旨を理解してもらえるかも知れない。しかしそうでない人達がそのパネルを眺めたとしたら、なかなか理解してもらうのが難しいかも知れない。A2パネルには少々詰め過ぎの印象がある。もう少しそぎ落とし、ビジュアル面を意識しても良かったのかもしれない。最優秀賞他の提案はまだウェブサイトやメディアに公開されていないので分からないが、その均衡が上手く保たれたものが選ばれたのではないだろうかと憶測する。
19時過ぎ終了、BUSABAで13名でもくもくと食事。食後はお茶を飲みながら日本から帰ってきたばかりのFJMKくんを待つ。FJMKくんはユニバーサルホームコンペの授賞式に出席し、さっき帰国便で英国に戻ってきたばかりである。とてもお疲れ様である。22時散会。夜はブログやら。