ホテルを巡る旅 2/9 - ST MARTINS LANE

CAFE ROYALの余韻が残っている状態で、次のホテルへと向かう。徒歩5〜10分程度で到着する。ホテルの名はST MARTINS LANE LONDON、5つ星。COVENT GARDENに程近い、WEST ENDのど真ん中に位置する。デザインはPHILPPE STARCKである。果物を絞るジューサーのデザインや家具、DURAVITの衛生器具シリーズ、日本でアサヒビール本社、スーパードライホールのオフジェ”フラムドール”で有名である。

CAFE ROYALとはまた別の違った意味で外観からホテルと認識するのは難しい。今まで幾度と無くこの通りを歩いたけれども、モダンナイトクラブとか、エントランスの巨大な回転扉が印象的だったので何かしらのイベントスペースと勝手に思い込んでいた。COZY / 心地よさそうなロビー空間が用意されているわけではない、白く長いカーテンがガラスのインテリア側に吊られていて、中の様子もあまり伺えない。今日はじめて巨大な回転扉を押して中に入ってみた。


カフェへ

PHILIP STARCKの家具が配置され、蛍光色があちこちに蛍光色が用いられている。レセプションにてショーアラウンドをお願いしたところ、生憎今日は全部屋、フル・ブッキングのためどこにも入室できないという答えが返って来た。それでは仕方ないので奥の方に配置されたレストラン・カフェ・バーを覗いてみる。存在しているであろう構造柱の周囲を本棚のスーペースとして利用し、レストラン・カフェ・バーが共有するオープンライブラリーのような昨日を果たしている、、、かのように思えるが、注意深く本の背表紙を観てみると、CHEMISTRYだとか、DICTIONARY OFだとかやたらとそういうものが目に付いたので、只のインテリアだと勝手に判断した。ホテルのカフェにきて化学の本を読む人はほとんどいないだろう。

ジムなどのパブリックスペースも見学してみようと話し合うが、時間がよくなかったのか閉鎖中。正直、あまり大きな収穫は得られなかった。部屋が見られなかったのは大きな打撃であるが、ここで宿泊したことのあるコミさんの話を聞きながら想像を膨らませる。

外にでて外観を眺める。時代はずれるもののエコノミスト・ビルディングやセンターポイントを想起させる外観。ホテルにしてはシビアな印象、ビジネスユースの建物みたいだ。いつかまたこういうチャンスがあればホテル・ルームに入ってみたい。


外観を一枚