有名な方だった + 大佃会:TKDさん送別会第2段

朝は掃除洗濯をする。今日からもう12月なので掃除当番は交代。フラット全体の掃除はALBRT夫妻にバトンタッチした。昼過ぎにフラットを出てセンターへ。遅めの昼食を取ろうとし色々と回るも、なかなか入れない。クリスマスに近い週末、人はたくさんいて、外は寒く皆ショッピングバッグを持ってカフェの中でお寛ぎ中だ。しばらく散策して最終的にWHOLE FOODSに落ち着きテイクアウトをしてその中で食べようとしたが、結局そこも人で一杯で仕方なく外のカフェテラスの冷たいスチールチェアに座って、食事する。

外のテーブルで食事している人なんて誰もいないので、ポツンと1人イヤホンしながら食事していた。すると女性2人組が僕に声をかけてきた。何か捜しているような感じだったが、イヤフォン越しに日本語が聞こえてきたので日本人だとすぐに解った。寒いですねと日常会話からはじまり、お互い簡単な自己紹介もした。大阪出身で、ファッションデザインをされていて、こちらにもう40年もおられるようだ。

、、、で色々と省略するけれども、結果その方はNHK連続テレビ小説カーネーション」にとりあげられたコシノ三姉妹の1人、K.M.さんだった。M.L.のブランドで有名な方だ。なるほど、岸和田、ダンジリの話など、点と点がつながった感じだった。それと、どこかでお会いしたような、見たことあるような、、、と思った事に対しても合点がいった。そうか、安田美沙子が演じた「その人本人」であるのだなあと考えこむ。今度スタジオに遊びにおいでよと誘われた。

奇遇なことがあるものだなあ、、、と思いつつ町中を散策する。ROYAL ACADEMYで"BRONZE" を観たかったけれども、時間が遅かった。仕方なくPICADILLY CIRCUS周辺の建築、ストリートスケープに関する小さな展示を観る。ストリートを構成する各々の建築の歴史変遷が記述され、何かしらにカテゴライズされ分析されている。しかしあまり理解が進まない。
言葉は一切頭に入って来なかったけれども、壁にかけられた絵は印象にのこった。ARTHUR HACKER (1858-1919)、タイトルは「A WET NIGHT AT PICCADILLY CIRCUS」。1910年に描かれた油絵で、ピカデリーサーカスが今のようにコマーシャル化された電飾で覆われる前の記録である。現代の目が錯乱するカラフルな蛍光色とは違って、光から温度を感じる。濡れた路面の反射や人々が持つ笠や黒いシルエットから受ける冷たいが尚更それを強調している。光が霧らしきでぼやけそれを媒介してピカデリーが1つの大空間として統一されている。


ARTHUR HACKER, "A WET NIGHT AT PICCADILLY CIRCUS", 1910

本屋さんで1時間ほど立ち読み。アート、建築、クラッシックを行ったり来たりする。欲しい本が見つかったので、その本をAMAZON CO UKでの価格を確認し、オンラインで購入というせこい事をする。GOLDEN LIONに向かう。大佃会(ダイツクダカイ)。英国稲門会で僕と同じく幹事を務めているTKD=佃さんが今月早々に日本に帰国される事なった。今回は2回目の送別会。顔が広いTKDさん、多くの人が詰め寄せパブは大賑わい。TKDさんが属する53会や僕らのいる稲門会の面々も多かった。送別会後はチャイナタウンで腹ごしらえ、福建炒飯が美味しいレストランだ。先輩らとタクシーに相乗りしてフラットに帰宅。26時。。。眠い。


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TKDさん@Golden Lion