Lebbeus Woods / HS2とCompensation / 補償

10月30日、火曜日。

夜になって建築家、Lebbeus Woods / レベウス・ウッズの訃報をNew York Timesでみた。本日、火曜日、72歳。学生の頃、作品集をいつも眺めていた。どうやって真似したらいいのかさっぱりだったが、困った時や力が出ない時にドローイングを見ているだけで元気づけられ、力が湧いてくるものだった。Lebbeusu Woods RIP / 安らかにお眠りを。

訃報を知らせる記事
http://artsbeat.blogs.nytimes.com/2012/10/30/lebbeus-woods-architect-of-the-imaginary-realm-dies/


From http://lebbeuswoods.wordpress.com/ より

今日は晴れていたが一段と寒く感じた。サクサクと図面を仕上げる。
事務所全体が落ち着いていたので特に集中できた。夜はコンソメスープとオーブンでチーズサンドを焼いて食べた。フラットメイトのALBRTと話す。最近、国からHS2に関する手紙がこの周辺に住む住人達に対して送られた。HS2とはHigh speed rail、日本で言う新幹線のような超高速列車の事だ。我々のフラットにそれが送られて来た訳だが、その理由はCompensation / 補償に関するお知らせだった。政府がHS2のプロジェクトを実現させるにあたって、ユーストンからバーミンガムまでの新しい線路(トンネル)をつくらなければならない。要するに計画されているその新しい線路上に位置する住宅は、立退きの対象となったり騒音・振動などの公害を被る可能性があるのだ。ARUPの計画図面を見てみると明らかに我々のフラットはHS2のために建造されるトンネルの真上に見事に位置している。つまりCompensation / 補償の対象ど真ん中なのである。ただ立退きする必要はないし、シロと言われてもその時にこのフラットにいるかどうかもわからないので、とりあえず人事だ。

興味のある方はこちら
HS2
http://www.hs2.org.uk/
HS2のルート
http://www.dft.gov.uk/publications/hs2-maps-20120110/