重いな。

9月27日、木曜日。

曇、しかしそこまで寒くない。セーターにジャケットを羽織って出社。何の変哲もない日かと思いきや、昼過ぎランチ食べに外に出ようかなと思ったら、ディレクターであるボスのMKに「Tak, can i have a chat / Tak, ちょっといい」といわれボスの部屋へ誘われる。扉が閉められ、おっとこれは大事な話だなあと覚悟する。悪いこと何もしてないからまあ怒られることはないだろうと思い、心の準備をする。まずVISAの話からだった。後どれくらいイギリスにいられるのか。今のところ2013年の3月末が僕の現在保持しているVISAの期限であること、それ以降の更新は古いTIER1なので更新は難しくないはずであるという見解を専門家からもらっているということ、などを伝えた。ボスの意見はこう。つまりとりあえず好きなだけ事務所にいなさい、というかいて欲しい、そして長くいてくれるならそのスパン内で何がやりたいか、、つまりもっと責任が重い仕事をやりたいかどうかを聞かれた。ボス的にはそうなって欲しいのだそうだ。

それに対して持論を述べた。GRADUALな成長を個人的に望んでいるので、明日から突然すべてを自分一人でやりなさいといわれれば、それは言語的バリヤーもあれば経験不足という側面から会社にもリスクを負ってもらうことになるので、それはしたくない。今SNと担当しているプロジェクトは僕にとっては最初から最後までを見届けられるプロジェクトでそのプロセスの中で多くのことを吸収し、成長している(つもり)。それを後半年で完成させた後に更なる飛躍ができるならそれが希望であるということ。

なるほど、とボスは納得。ボスは僕にもっと建築家としてさらにレベルアップさせたいようで、とりあえずその序章として強引に昇給させられた。させられたというのは失礼な言い方なので、していただいた。新しい所員が2人入り、経費削減の一環で事務所移転が計画されている中での、昇給。最近はそのタイミングすら全くないものであると考えていたから、感動。想定していなかった額がドカンと提示され驚くも、沢山の期待と感謝の意が込められている事が直ちに理解された。ふう、TKYM氏と同様、「嬉しさと不安が入り混じり複雑な気分」ではあるがいつまでもアシスタントではいけないな。ボスの言うとおり建築家としてすべてをオーガナイズできる人間にならなくてはならない。さあ、なりましょうと背中を押されたようだ。

夜は稲門会の年次総会の打ち合わせ。幹事総勢15名程。クイズ・くじ引き・ビンゴのエンターテイメント、音響・パソコン機器、応援団などを総担当する事になった。三越レストランを貸切っての総会なのでこちらも重役だ、といっても毎年てやっている事だ。しかしこれで3年目、毎年クオリティーが高い物が期待されているので気が抜けない。