Joiner, Roofer, Architectsのミーティング

7月12日、木曜日。

9時過ぎ事務所。10時過ぎにSNの車でSOUTH KENSINGTONの現場へ。JOINERとLEAD ROOFER、ARCHITECTの打ち合わせ。既存の窓は全て取り外し、新しく作り直す事に決定している。JOINERのJMは開口のサイズを測ってこれから制作に移行してもらう。基本的には新しい窓は既存の窓ディテールを踏襲する事になっているが、いくつか討議するべき問題点がある。セカンドフロアのベランダに立って周りの住宅の窓の詳細に目をやる。特に窓の敷居部分の収まりを注意深く観察する。だいたいSOUTH KENSINGTONの街並みといったら当たり前のようにどこかしこもだいたい揃っているのでふと周りを見回して議論の対象とする。JOINERとROOFERが議論した結果、既存のBRICK CILLに鉛の雨押さえをかぶせる事で合意。これでブリックの劣化を防ぐことができそうだ。窓の後は、キッチンとポーチ。いずれも既存の建築から裏庭に対してのエクステンションだ。所謂CONSERVATORY/温室だ。屋根は鉛板。全面開口部のディテールになる予定。こちらもまた既存、というかトラディッショナルスタイルが要求されているので、再びベランダから眺める。モダンに仕上げたければいくらでも可能なのだが、トラディッショナルとなると難しい、引き出しがない。レファレンスがないとちっとも前に進まないのだ。

といってもスタイルはまだまだ変更の余地がある、というか固定しなくても良い。スタイルは大方表面(仕上げ)で決まるからだ。でもJOINERとROOFERが同時にいるとスタイルを支えるバックボーンが決まっていく。図面上で曖昧だった部材の寸法、最低限必要になる鉛の立ち上がりの寸法など。これでプリンシプルは掴んだ。

プロダクティブなミーティングだった。昼食後事務所に戻りSNと打ち合わせの整理をして図面修正にとりかかる。問題解決した、と思いきややはり実際図面に落としてみると色々と困難な箇所が発生しているのに気がつく。さて同処理するか。明日引き続き考えよう。

夕食は家で。夜は動画を見たり読書して過ごす。