週末なにしたか

5月14日、月曜日。

寒い。週末のあの夏の様な日々はいずこへ。思った通り夏は去ってしまった。
事務所はホリデーをとっている人が多く、実にひっそりとしている。午前中はミーティングに参加、図面を修正したり、ボスが明日のミーティング用に必要な図面をプロッターで1:1出力したりなど。


写真が欲しいなと思ったので、土曜日のフォルダから。BRIXTONのアーケード内マーケットのピザ屋さん。ツナとアーティチョークのピザ。クッキングペーパーがトレイ。

土曜日の昼はUCLのバートレット図書館で調べ物をしていた。建築の部位のディテールを調べる。今事務所で動いている現場でいずれ必要になるTIMBER CONSTRUCTIONと、古い温室エクステンションのディテールが目当て。

驚く程に書籍が体系化されていて便利になっているのだなと棚を見て痛感する。ROOF、WALL、CEILING、TIMBER、WINDOW、CONCRETE、GLASS、STEEL、更にはMOVE、NANO、MATERIAL、DOUBLE SKIN、OLD & NEWなどの切り口からもディテールが体系化され辞書になって書籍化されている。INDEXも細かく解りやすく分類され実に扱いやすい。僕が日本で学生だった7、8年頃前にはこういう本は果たしてあっただろうかと思い返えしてみるも、恐らく無かったはずだ。どこでディテールを勉強したら良いか全く解らなかったから、古い雑誌か何かで発見した膨大な量の吉阪隆正のディテールを白黒コピーして持っていた。しかしイメージの通りなかなか引用できない。というか全く。特殊解としてのディテールなのでどうにか「標準」ってものを吸収したかった。今棚に並んでいる書籍の中に取りあげられているディテールは実に「標準」に近い。それにそこから応用、派生するものも描かれている。色んな出版社があるようだが、特にBirkhäuserから出版されているものは充実している。1879年に創始されて以降、建築やランドスケープの書籍を出版し続けている。早稲田の図書館にこの書籍は当時は無かっただろうと思われる。みた事ない。しかしこちらでは何処の事務所にでも、どこの建築学校のライブラリーに行っても必ず置いてある。実に便利だ。日本の建築学生の教科書にでも指定したらいい。


10+1のデーターベースより。そう、これこれ吉阪隆正のディテール。今は便利になりました。検索したらすぐ画像で出てくるし。

こういう感じの。