誕生日であった。

7月30日、土曜日。

朝掃除洗濯、諸処の雑務を終わらせる。その後しばし休憩。祖母からスカイプ。家族皆でお好み焼きを食べているところであった。口開けてみぃー、あぁーん、と言われるも、「あぁーん、何言うてんねん、食べれへんわ、そんなん」と切り返す。まあ食べられないが一昨日の例がある様に、味の記憶がよみがえる。。。

さて何をするかなと考える。特に思いつかなかったので、そんな時はあそこにいく。
電車を乗り換えTATE BRITAINへ。まず去年の今日発行されたTATE MEMBERSHIPを更新。カードが新しくなった。これで今日から1年と何故か2ヶ月TATE系の展示はすべて無料、メンバー専用のラウンジやバーとかにも入る事ができる。うろうろしていると、H.Dを発見。彼女はBARTLETTで同級だった中国人女性だ。久しぶりにあったのでしばし立ち話をして彼女はJAMES STIRLINGの展示へ。僕はWATERCOLOURへ。

WATERCOLOUR / 水彩のエキシビション。表現媒体としてのWATERCOLOURを歴史を追って学べるという展示だった。水彩画の精密さを生かした地図やボタニカルイメージ、建築家や画家のジャーニー、トポグラフィーの記録としての水彩、戦時期の水彩など。チャールズ・レニー・マッキントッシュの水彩スケッチや、ジョセフ・ガンディーのジョン・ソーンの建築群の水彩などとても良かった。各々はWATERCOLOURの技法を習得し、独自にアレンジし確固とした表現方法として確立している事が目を凝らし細部をみてみるとよくわかる。16世紀から19世紀までの古典的な水彩はとても良かったけれども、現代の水彩は IMPROVISATION /インプロビゼーションとか、ABSTRACT / アブストラクトがテーマとなっているということもあってか、画家のテクニックとしての水彩には焦点が当てられず、紙の上で色付きの液体が不思議なランドスケープを描きそこに意味を付与する様な絵が主要だった。もしかするとそこにテクニックが隠れていたのかもしれないが、古典的なWATERCOLOUR、技法を習得しリアリズムを追求した時代の方が個人的に好みであった。

from http://tweedlandthegentlemansclub.blogspot.com/2011/03/remembering-exposition-at-sir-john.htmlより
この絵はよく建築系の文献でながめた。今回現物を初めて鑑賞できた。

バスにのってセンターへ。沢山の人でリージェンツストリートは込み合っている。天気は快晴。空は真っ青で心地よい。少し買い物をしよく行くピザ屋で遅い昼を食べた。

一度帰宅し、休憩。先輩のMさんから連絡があり、よかったら食事でもどうかとお誘いがあった。19時半待ち合わせ場所で落ち合いコーヒを一杯。さてさて折角誕生日だからどっか美味しいところ行きましょうよなる。大体ここ一帯の美味しいところは食べ着くしたけれども、まだ1つ行ってないところがあったので挑戦。YORK & ALBANY、ここもGORDON RAMSAY系列のレストランだ。ホテルや食材店も併設してあり、雰囲気はとてもいい。2人でスターターをシェアし、僕はメインにはクスクスとタラのタジン。Mさんはサーロインビーフを食べた。さすが美味しい。
基本的にイギリスは飯がまずいというのはきっと昔の話で、観光客がいかなところにいけば、きちんと美味しい物が食べられる。しかもロンドンはチャイナタウンがある様に、世界各地の〜人街が存在し、そこで喰らえば間違いなし。インドや、ヴェトナム、韓国などなど、各地の美味しい物が食べたければその街に向かえば良いだけの事。自分の国の人達が自国の物を食べたいなと思えばそこにいくのだから、それは百発百中美味しいに決まっている。先週食べた韓国人街の韓国料理はそれは美味しかった。

少々疲れる。誕生日だからと思って張り切り過ぎた。ブログを書き終わる頃には限界がきている。
Mさんからはベルギーからのお土産、誕生日祝いとしてチョコレートを頂いた。どうもありがとうございました。
そしてFACEBOOKやメールには沢山の方々からHBメッセージを頂いた。この場をかりて感謝致します。明日の朝皆さんにはそれぞれ返信メッセージ・メールを送信させていただきます。
おやすみなさいませ。。。29か。