日本8日目:旅行レビュー、その1

4月29日の事を30日のブログに更新した。(5月5日端午の節句に更新)


石舞台古墳周辺。田舎の風景は実に穏やか。蔵付き、重厚な瓦屋根がのった大きな家々が豊かな田園風景に点々と散在している。白壁で囲まれた敷地内には、手入れの行き届いた日本庭園がみられる。

石舞台古墳を後にして高野山へ。高校生の頃だったかに祖母と来て以来だった。海抜1000メートルの高野山、桜が丁度満開で一足遅い春を満喫できた。高野山には沢山寺院があるので限られた時間内にすべては廻れないので、総本山の金剛峰寺と、清浄心院を訪れた。庭や大広間をみる。日本建築の木組みはダイナミックだ。

奥の院は時間の都合上入り口付近しか散策できなかったけれども、太古からの樹々が繁った参道を少しだけ歩けたのが収穫だった。巨木ばかり写真に収めた。明智光秀石田三成武田信玄織田信長を始め、歴史的重要人物の供養塔が並ぶ。

しばらく父の運転が続く。旧街道のような古い道で、ガードレールの向こうは天国である。
和歌山県周参見町に夕方到着。「あきば何求庵」というモダンな旅館だった。ロビーでは小さな音でジャズがかかっており、ミースのバルセロナチェアーが並んでいた。部屋数は2室のみ。ケ細かな説明はしませんが、配慮の行き届いたいい旅館だった。食事も実に美味だった。伊勢エビの鍋や、もち鰹という珍しい鰹もいただいた。鍋の後伊勢エビのダシをベースにして食べた雑炊は実に美味だった。