一部の日本人の行動が実に残念だ

映画「ジュマンジ」の中で、壊滅した街中のスーパーマーケットにて住民による盗みや強奪が相次ぐ背景が描写されていた。子供を対象にしたファンタジー映画でこういう非道徳的な場面を流していいものなのだろうか、いや、良くないに決まっていると中学生の頃、放映されていたアメリカの映画館で思った事があったが同じような事が被災地でも起こっているようだ。義援金を装ったフィッシング詐欺サイトもあるときく。日本人に限ってそんな事はないと信じたいのだが、どうやらそうではないようだ。自分自身が被災地にいないから大きな事は云えないが、こういう時でこそ皆平等であること、そして譲り合いの精神が重要であるのに本当に残念だ。石原都知事は「我欲を洗い落とす」必要があると述べていた。

日曜日、経済産業省から「計画停電に関するお知らせ」と題された中継がTBSで放送されて、パソコンの画面からそれを眺めていた。質疑応答の段階になってどこかの記者席に座ったある記者が発言しはじめたのだが、耳を疑うような不道徳きわまりない発言をしだした。ひどい発言だった。東電、経済産業省の提案する「計画停電」に対しての謝罪会見を行っているかの様相になり、そんなやりとりが数十分続いた。5万人近くのビュワーがいて、多くの閲覧者にこの一部の記者に対する怒りがTWITTER画面上で高まった。誰しもがそのヤクザ記者を画面に映せ、その場からつまみ出せ、名を名乗らせろと憤った。今まで報道に対して怒りを感じた事はないが、今回だけは僕自身もかなりの怒りを覚え抗議メールを送った。いずれこのやり取りの内容はきっと明らかになるだろうからここでは記者の具体的な発言内容は示さないが、計画停電を実施する事で多くの関東圏の人たちの「生活」に支障をきたすのは十分に分かる。しかしそれを考慮した上でも常軌を逸した状態の東北地方の人々の「生活」を支えられるのであれば、経済が、輸送機関、お湯が数時間止まろうが、率先してやるべきだと僕は思うし、政府も東電も熟考に熟考を重ねた上での決定なはずだ。意図的な説明不足によって起きた混乱は軽視してはいけないが、食い違いや、間違いだってあるだろう。彼らも被災者同様、数日ぶっ続けなのだ。多少の我慢や不便は仕方がない。人工呼吸や透析を受けている方も非常バッテリーなどで持ちこたえてほしい。

日本引き続き、頑張ってほしい。