日本をレビュー:その3

久方ぶりに日本のレビュー再開してみようかなと思う。といってもまた明日レビューやるかは明日の眼/何を観たか次第なのでわからない。どこまで書いたか覚えていないけれども、確か郡上八幡までは書いた気がする。戻ってきた直後はあれだけ鮮明に思い出せていたものが、今思い出そうとしてみると、細部の記憶が曖昧になり、薄れている。主たる経験は覚えているけれども、それに従属する些細な事がらが実は重要なのに、空しくも忘れている気がする。
郡上八幡を後にして、飛騨高山の市内にいった。町並みが保存されている通りを歩き、朝市をみたりした。結構な時間歩いていたが、その時の気温が思い出せない。気温というか、暑かったのか、湿っぽかったかなど。写真からいい天気なはずだが、暑かったのだろうか。

飛騨高山の後、木製の家具やプロダクトをデザイン、製作しているオークビレッジを訪れる。ここで積み木と、森の博物館・原物標本というのを買った。積み木、原物標本共に、日本人と関わりの深い木材でできている。杉、松、檜などのベーシックなものから、エンジュ、セン、ホウ、シナ、サワラなどのマイナーなものまでを含め30種類。よい買い物ができた。でこれはロンドン迄もってきた。ヴィレッジの裏の清流が涼しげだったのは覚えている。音や香りもなんとなく。水も飲んで、冷たく美味しかったのは覚えている、かな。

飛騨古川の町並みもまた大変に綺麗だった。瀬戸川が流れる白壁土蔵街。鯉に餌をやって遊んでしまった。でもそれほどに鯉がたくさん泳いでおり。鯉もまた観光客である我々を自覚し、職業「鯉」をしている。その為、非常に艶やかな鯉達であった。僕の設計事務所の社長のため、蒲酒造場という歴史ある造り酒屋さんで、「ジャンパン」というスパークリング酒を購入した。かつて全日空のファーストクラスで出されていたものらしく、父親にこれにせい、と進めてもらったので、そうした。僕は完璧な下戸なので、酒の味はわからないので父親だよりであった。帰ってから社長に渡すと、大喜びであった、ディナーパーティでいただくと言っていた。http://www.yancha.com/

すべての建物がもちろんいいという訳ではないが、ところどころ、んっ、と目の付くものがある。贅沢な良い葺き方をした庇が裏通りにあった。あ、まあ、良いのかどうかはわからないのだが、年季が入っても型くずれせず、いい歳の取り方をしていたという意味で良かった。

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