SPRING SESSION DAY 1

午前8時半過ぎ起床、ヨーグルトとスコーンの朝食を食べKUBO-Cに見送ってもらって出発。チューブでEUSTON駅へ。水やコーヒーなどを購入して10時10分発のCHESTER行きのVIRGIN TRAINの高速列車に乗車。時間通りの出発、約2時間ほどの乗車時間でCHESTERに到着予定なのだが、途中からなんだか様子がおかしくなる。

新幹線のように高速で列車は走行するのだけれども、なんだか電車の車体が何かと接触してものすごい衝突音を出している。しかも数回で終わるものと思ったのだが、一向に止む気配がない。乗客皆不安になり出す。音の質から線路上のBALLAST / 砕石が巻き上がって電車に当たっているのがわかる。しばらくして車内放送がかかり、状況確認のため停車するとのこと。停車予定ではなかったRUGBY駅で一時停車し、車外点検が行われる。結果、何やらパイプらしきものがぶら下がっていてそれが永遠とBALLASTを走行中に巻き上げていたことが判明、それ以外にも幾つか不具合が見つかり結局その電車から乗客はみな降ろされて、向かい側のプラットフォームで新しい車両の到着を待つ。

向かい側のプラットホームにはLIVERPOOL方面から南下してきたロンドン行きの電車が到着し、その電車から乗客は皆降ろされた。そして僕たちはそのRUGBY駅まで南下してきた電車で、なんと北上することになった。で、驚いたことに不具合のため走行不可能と思われた車両には、これから僕たちが乗る電車から下車してきた乗客らが乗り込んで、それは北上してCHESTER方面に行く代わりに折り返し南下してロンドンに向かった。え、走行不可能ではないのか、と思ったのだが、どういう技術的・物理的な理由があるのか知らないが南方向に走る分には問題ないのだとか。つまりRUGBY駅で上り電車と下り電車が乗客をごっそりと入れ替えて上りが下りに、下りが上りになった。電車をSWAPして走行したのである。

この遅延のため1時間余裕を持って到着するはずが、13時からのUNIVERSITY OF CHESTERでのレクチャーに30分遅刻することになった。まあ仕方がない。30分以上の遅延は50%のペイバックがあるので半分お金は返ってくるようだ。1時間以上の場合全額返ってくるなのだとか。CHESTERに到着後タクシーで大学のキャンパスまで。13時半に到着、レクチャールームにひっそりと入る。大丈夫かなと思ったがまだ始まったばかりで問題なかった。

RIBA ARB PRESCRIBED EXAMS WORKSHOP。PART3と共に、PART 1、2のEXAMSも受けなくてはならないのでその対策を講じるレクチャーである。出席者の多くはベテラン、僕よりも年齢層が高く、国籍も非常に多様。その中には元フラットメイトのALBERTもいる。試験を通過するにあたって満たさなければならないEUROPEAN DIRECTIVE / 欧州指針で決められている GENERAL CRITERIA (GC)1から11。更にそのそれぞれのGCに英国が特別に付け加えた3つのCRITERIAを加えると合計33つのクライテリアの読解である。クライテリアに出現する用語、"KNOWLEDGE", "UNDERSTANDING", "SKILL", "ABILITY"、これらをどう解釈するかから始まり、それぞれのクライテリアを事細かく理解していく。13時から18時までしっかりと勉強した。かなり理解が深まった気がする。理解が深まったのでハードルが少し下がったような気もする。逆にクライテリアの意味の幅広さと深みを知ってしまったのでハードルが高くなったようにも感じられるが、具体的な超え方を教われたのでなんとかなりそうでもある。

レクチャーで親しくなったIANとALBRTとキャンパスを出る。僕はホテルにチェックイン、休憩してシャワーを浴びた後、GFのレストランで一人食事。昼ごはんを食べなかったので腹ペコである。勢いでサーロインステーキを食べた。うまかった。22時にブログを更新、KUBO-Cに連絡をした後、久しぶりに早めに就寝しようかと考え中。


CHESTER初めてきた。