イースター3日目:本格的なEASTER LUNCHとTKYM氏とゴッホ

午前8時頃目が覚めるが、目覚めが悪い。電気が付けっぱなしだった。昨晩KUBO-Cと電話をした後そのまま眠ってしまったようである。再び寝たら10時半になる。朝ごはんは抜き、というのは、以前からイースターのランチを一緒にと誘われていて、今日の昼がそのALBRT夫妻によるイースターランチ@僕らのフラットの日なのである。12時半にお呼びがかかりランチがはじまる。驚くほどに時間と手間がかかった食事である。チキンのレバーパテ、ダックのコンフィ、そしてデザートのアップルパイ。レバーパテはHESTON BLUMENTHALのレシピを参考にしたとのこと。昨年の9月にMANDARIN ORIENTALのBLUMENTHALのお店にいった話をして、蜜柑を模倣したパテの話をしたらまさにそれだという。たしかにALBRT夫妻のパテの上にもオレンジ皮を混ぜたものが乗せてある。今度三つ星のFAT DUCKに食事に行きたいなと話をする。メインはダックのコンフィ。これは以前日記にも書いたが2週間ほど前から今日の為に作られていた料理である。冷蔵庫の中で美味しくなるためにしばらく眠っていた。外はカラッと、中は味がしっかりと浸透していて文句なし。サイドのマメ料理も美味しかった。デザートはグリーンアップルを惜しまず使ったパイ。LE CREUSETのCAST IRON PANを使いオーブンで焼いた本格的なものである。昨日いただいたものからレモン汁を抜きにして甘味も押さえたという。昨日の僕のアドバイスを聞いてくれてバニラ・アイスクリームを添えてくれた。アップルパイは勿論のこと、バニラアイスとの相性がまた抜群でこれまた美味しかった。すべて時間と手間ががかかっておりそばで作っているのを見ていただけに感動。全部驚くほどに美味しかった。心から感謝である。さて、何をお返しするか、考えるのが楽しみである。

ランチの後にTKYM氏から連絡、NATIONAL GALLERYのゴッホのひまわり展を観ませんかとの誘いなのでご一緒する。NATIONAL GALLERYで会って列に並ぶ。ロンドンでこれほど並ぶのは珍しい。1時間並んだ。スタッフの話によると今日だけで来場者は40,000人だそうだ。イースターホリデーだから尚更なのだろう。1時間後、展示室である小さな部屋へ。人数制限されているので少ない人数で鑑賞できる。NATIONAL GALLERYが所有する1枚と、オランダはヴァン・ゴッホミュージアムからのひまわり1枚の比較。それぞれ1888年、1889年に描かれたようだ。X線を使った科学的な検証などから使用されている絵の具や、キャンバスの大きさが少し違うことなどが分析されて興味深かった。TKYM氏とじっくり鑑賞して部屋を出る。ちなみに常設展にもゴッホがある。ゴッホ、その横にはゴーギャン、そしてセザンヌドガ。凄いものが並ぶ。一通り鑑賞し、ヴェンチューリが設計のWINGに移り、ミュージアムショップを覗く。

その後散策し、コーヒーを飲んで、再び街を散策する。いつのまにやらJOHN SOANの邸宅前まで来ていた。週末のHOLBORN周辺はオフィス街なので大通りから裏通りに入れば静寂そのもの。歩いて建築を眺めたり、ショーウィンドウを覗いたりした。歩いて歩いてチャイナ・タウンに戻ってくる。僕とTKYM氏が気に入っている人民公社にて夕食。麺をすすり身体を温める。TKYM氏より北ウェールズの旅行の話などを聞いたりした。
夕食後、バスに乗って帰宅。日曜日だが、明日も実はバンクホリデーで休みである。


From 140420 Easter
スターターである。

From 140420 Easter
このパテが美味い。

From 140420 Easter
ダックのコンフィ。

From 140420 Easter
アップルパイである。

From 140420 Easter
MISHKIN'Sでカフェ。JEWISH DELIである。

From 140420 Easter
雨上がりの公園を散策。

From 140420 Easter
静かな通り。正面には裁判所。GABLE / 妻側と入り口を観てもらえればわかるが、入り口が妻側の中心軸から若干(近くでみたら500mmほど)左にずれているのがとても気になる。